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俺はいつも通り、迷わず
双子の彼の部屋に入る。
「しょーた、起きて。朝だよ」
……
こんなことで起きないなんて知ってる
「、んもう。ほら起きてってば」
うん、起きない。
これもいつも通り
仕方がない。
最後の手段を使うか、、、
とりあえず翔太の部屋を出て
その隣の部屋へ
相変わらず可愛い寝顔、
自分の妹ながら、本当に可愛いと思う
、、
シスコンだって、?
それは辰哉を見てから言うんだな。
「A〜、、起きてくださぁい
朝ですよ〜、、」
「、んぅ、、、」
この方もあまり寝起きがよろしくなくて、、
はい、またおやすみタイム
「ほれほれ、起きて。
今日はパンの日だよ」
ちょっとだけパンの力を借りてみる
「、、おきる、」
って言いながら手を伸ばしてきた
その手を優しく掴んで起こしてあげると
まだまだ眠そうな顔で
「、おはよ」
って、キラキラスマイル付きの挨拶が
もらえるんだ
「おはよ。はい、熱計って」
すんなり受け取る姿に安心する
体調悪いと熱計らせてくれないから。
「、ん」
35.8
うん平熱
「ありがとう。そしたら翔太起こしてきてくれる?」
「えー、まだ起きてないのぉ」
「Aにお願いしようと思って」
もおー
とか言って怒ってるフリしてるのも可愛くて。
ポンポンって頭を撫でてあげると
しょーがないなぁ
ってちゃんと起こしてくれるの
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作者名:レイナ | 作成日時:2020年1月20日 23時