9話 究極バトル ページ9
ノア「えっとー俺の相手をしてくれる方ですね」
ノアの前に立つ長い髪を束ね紅い眼鏡をクイッと上げる男
「そうよ、アタシが相手よ」
ノア「……お、オカマ?」
「違うわよ!私はオネェ!!!
いい!こさオカマと間違えないでちょうだい!」
ノア「え、どこが違うの……」
「アタシの名前は
ティティル・バースデー
宜しくね ノアちゃん」
うふ とウインクをしながら投げキッスをするティティルに
そっと距離をノアは置いた
ティティル「ちょっと!なんで距離を置くのよ!」
ノア「何となく……ッス」
ティティル「ちょっとアンタ!酷いわね!
全く……あ〜!クロアァ〜♥
見ててねぇ〜アタシの可憐な
す・が・た♥」
ノア「オット個性的なお方がきたー」
ティティル「ほんとアンタ見た目可愛いのに結果酷いわね!」
ノア「それが人間というものデース」
ティティル「それはアンタだけよ!
アタシは心まで綺麗なの!」
ノア「あ、そーですかー
で?」
ティティル「キィー!本当アナタって子!
ムカつくわ!
絶対倒してやるわよ!」
ノア「俺もその気、兄さん」
ノアの背後から現れたのは兄さん人形
それを見たティティルは何も声を発しなかった
それは……
ティティル「か、可愛い〜♥」
だった為である
ノア「え、」
ティティル「さっきはあんな事言っちゃったけどぉ、結構いいセンスしてんじゃない!
ノアちゃん!!!」
バン
ティティル思いっきり背中をただかれ
涙目になる
だがノアの頭には『痛み』と言うのではなく
『驚き』だった
ノアは思った
力はアチラの方が強いというのは分かっていた
だがただ分からなかったのは
いつの間に、背後にいたのだった
先程まで前にいたはずのティティルがいつの間にかノアの後ろにいる
普通に出せるスピードではない
それにましてやティティルはヒール
普通では無理なこと
このオカマ……強い
ノアは確信した
手加減などはしないと
ノア「兄さん、あのオカマを押し出して」
ティティル「ダーカーラ!アタシはオカマじゃないって言ってるでしょ!!!
ってキャー!よく見ると可愛いだけじゃないのね
それにこの細くて白い腕
目をつぶっている目
可愛いだけじゃなくカッコイイ要素も持っているなんて!」
ノア「……捕まっちゃうけど」
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作者名:ないぞう | 作成日時:2017年5月17日 23時