亡命客41 ページ44
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職を離れて半年、私は最近では衝動的に動くようになってしまった気がする。教官がいる前で、何生意気なことを言ってるんだよ！なんて後悔しても遅い。あー、どうなるんだろ、処される？もしかして、処される？と頭の中でぐるぐる考え始める。
………………しかし、コネシマさんは急に私の手を力強くつかみ、笑顔を浮かべながらブンブンと上下に降り始めた。
「いやぁ、俺な、野生の勘っつうか、なんつうか、まぁ、そんなんで戦っとるから、教えるの下手やねん！是非お願いするわぁ！」
………………予想と180度違う対応に私は一瞬固まった。
祖国だったら、絶対に何かしら処罰を与えられただろうに、この国の方々の寛容さに驚くばかりだ。
「じゃあ早速動きやすい服を持ってくるめう〜！」
ルンルン気分でどこかへ行こうとするオスマンさん。流石にそこまでして頂くのは申し訳なかったため、すぐに彼を呼び止める。動きやすい服でなくとも、最近では侵入してきたお客様と私服でかち合っているため、もう慣れたものだ。
それらの事情を説明すれば、彼らは納得してくれたようだ。
「で、俺はどうすればええ？どういう流れで手合わせしてもらうん？」
「………………そうだな、とりあえず部隊を召集して、例の駄目な奴を使ってマクライアンに手合わせをさせる、という流れでいいだろ。」
「いや、グルさん、駄目な奴言うのはやめーや？」
「なに、マクライアンとの手合わせが終われば、今後はしっかりとやってくれるだろう。駄目な奴なのは、きっと今だけだ。」
なんだが、すごく期待されている気かする。………………と言うか、確実に期待されている。
やりずらいなぁ、これは。なんか、総統閣下は嬉々とした表情でこっちを見ているし、コネシマさんは、いやぁ〜助かったわぁ〜なんて安堵している。オスマンさんとひとらんがんは指導用の武器を持ってきている。トントンさんは、そんな様子に呆れ顔。
これ、本当に世界に名を轟かす軍事大国？
そう疑ってしまうレベルで呑気だ。厳しいだけも練習ではないって事かな。
「じゃあ、これが訓練用のナイフ。頑張ってね。」
受け取ったナイフは刃がシリコンでできたナイフだ。見た目はナイフにしか見えないから本番みたいな気持ちで挑めそう。
………………まぁ、昔みたいにやればいいだろう。とりあえず、頑張ってみますかね。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
