亡命客34 ページ37
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ぽかんとしたトントンさんの顔を見て、私は何を言っているんだ！と恥ずかしくなる。
でも、絶対に彼には休憩が必要なのだ。私の経験上、これ程疲労感が現れている顔の人は、無理をしたらぶっ倒れる危険があるからだ。
「いや、その、お茶会、気分転換になるじゃないですか！お菓子もありますから、糖分補給もできますし！いや、お呼ばれの立場だとは分かってはいたんですが、トントンさんがお疲れの様でしたし、その、丁度いいかなぁ、なんて………………。」
早口で言い訳じみたようなことを並べる私を、何故かオスマンさんが微笑ましそうに見てくる。そして、トントンさんは目を丸くしてこちらを見ていた。
「これは断れんよなぁ、トントン？人の心配を無下にするような男ちゃうしな？」
にやにやしながらトントンさんを見るオスマンさん。トントンさんは、少し顔を赤くしている。
「………………ん、じゃあ、行くわ。」
優しくて、ちょっと嬉しそうなその声に、なんだか私までつられたように頬を染めてしまった。
………………よかった。これでトントンさんは休憩が取れるだろう。ほっと息をつき、部屋を出ようとすると、ふと目に入ったのは見覚えのある瓶。
「あれ、これ………………。」
そっと手に取り確認する。見覚えがあるのは当たり前だ。私がトントンさんに渡したレモネードを入れていた瓶だからだ。もう中身はからっぽ。
………………飲んでくれていたんだ。
嬉しくなってその瓶をじっとみていたら、トントンさんはそれに気づいたようだ。
「………………あぁ、レモネードな。眠気覚ましにほんま丁度ええし、毎日飲んでたからなぁ。無くなってな。」
毎日、飲んでくれていたんだ。その事がなんだか嬉しくて、口元が緩む。胸がポカポカと暖かい。
「二人ともー？はよ行くでー？」
「っ、はい！今行きます。」
頬を少し赤く染めたまま、私はすぐにオスマンさんの方へ向かうのだった。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
