亡命客30 ページ33
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全員にインカムでお疲れ様、と連絡を入れている間、マクライアンさんはこちらを気にせずにうんうんと何やら考え込んでいた。………………が、思いついたのか、あっ！、と声を漏らす。
「もしかして、オスマンさんが言ってた、女好きの鬱さん？」
「マンちゃん、俺の説明そないなこといったんか！？」
「その説明で正解やん、正解。大正解。」
大先生は、ぐぅの音も出んわ、とまた一つため息をつくと、残念そうにマクライアンさんを見る。
「マンちゃんと仲いいなら手出しできんかぁ。ちぇっ、可愛ええのになぁ。」
「………………それよりもやらなあかんことあるやろ？」
「あっ、はい、すぐに書類やります。」
まったく、ため息つきたいのはこっちだってのに………………。
その様子を見ていたマクライアンさんは、察していたのか俺へと『お疲れ様です』と一言。その言葉だけでもありがたい。
「ほんますみません。こいつ、女見るとすぐこうなんで………………。」
「いえいえ、お仕事頑張ってくださいね。」
「またねぇ、マクライアンちゃぁん。」
「はい。また会えたら、宜しくお願いします。」
そう言葉を交わして分かれると、俺達二人は白へ戻ろうと歩き出す。インカムを取り出し、全員にお礼を言おうとしたその時だった。
「トントンさん、伏せてください！」
焦ったようにうわずったその声は、明らかにマクライアンさんのもので、とっさに俺はしゃがみ込んだ。それと同時に、パアンッ！という発砲音がし、頭の上を鉛の弾が飛んでいった。
幸いにも、俺のちょうど後ろには人がおらず、コンクリに当たって跳ねる音がした。
っ、これは………………！
次の瞬間、街中に叫び声が響いた。急な銃撃があれは、そりゃあそうなるわな。
「あんがとな、マクライアンさん」
「いいんです、それより、アイツをとっちめないと………………。」
先ほど、銃が放たれた窓をにらみつつ、マクライアンさんはニッコリと笑う。初めて彼女の敵意剥き出しの笑顔を見た気がした。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
