亡命客19 ページ21
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tntnside
「な、ええ子やったろ？」
しばらく車に揺られていると、同意を求めるようにオスマンが俺達へ目を向ける。確かに、色々溜め込んでいそうだったが、いい人だった。
「うむ、いい情報提供者になってくれそうだな。」
「グルッペンはブレへんなぁ………………。」
低い声ではっきりとはっせられた言葉に、オスマンと俺は苦笑い。まぁ、それが1番彼らしいのだが。
「滑稽だったな、トントンが。」
「いい歳したおっさんが動揺してるんは、おもろいなぁ。」
「掘り返すなや！」
どうやらさっきの事は簡単に忘れてはくれそうにないようで、俺は頭を抱える。によによしながら見てくるこいつら、まじでどつくか？
「ついでにサインでも貰えばよかったんとちゃう？」
「オスマン、あの様子を見ていてよくそれ言えたな。」
「あ、無理やな。すまん童貞。」
「お前ら、覚えとけよ………………。」
二人を睨めば、おー、こわこわ、とわざとらしく震えあがる。こいつらほんま懲りへんわ………………。ため息をつくと、それに合わせるように携帯が震える。慌てて取り出すと、表示された名前は今話題に上がっているマクライアンさん。すぐさま電話に出る。
「もしもし、どうしました？」
『あー、すみません。あの、早速なんですが、お客様来てるらしくて………………。今から締め上げるので、取りに来て頂けますか？』
「え、早ない？」
驚いて素が出てしまったが、彼女はあまり気にしていないようだ。
『私もここまで早く来るとは思ってませんでした………………。』
「わかりました、取りいきますわ。無理しないでくださいね。」
自然と心配するような言葉が口から出ていて、口を押さえたのは言い終えた後だった。
携帯の向こうからしばらく声は聞こえなかったが、急に彼女は嬉しそうに笑い出す。
『ふはは、あぁ、心配されるのって久しぶりで、なんだか、あったかいですね………………。』
耳元から聞こえるふんわりとしたあどけないような声になんだかドギマギする。それを目の前の二人にバカにされないように何とか無表情を貫いた。
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れもんあめ(プロフ) - 果奈さん» え...。語彙力めちゃめちゃあるじゃないですか!! (2019年4月14日 17時) (
レス) id: 2dbd7ef2a2 (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - 果奈さん» はい！完成したら、お知らせします！ (2019年4月14日 11時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - れもんあめさん» 語彙力が無いので、そう言っていただけて有難いです。これからもよろしくお願いします！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
果奈(プロフ) - るーかさん» 是非ともお願いしたいです！！！楽しみにしてますね！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: a4d3edf1aa (このIDを非表示/違反報告)
るーか(プロフ) - あの、夢主ちゃんの絵を描いてもよろしいでしょうか？いきなりですみません (2019年4月11日 1時) (レス) id: 22a10a6505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果奈 | 作成日時：2018年1月22日 13時
