【BTS】性別不詳のソロアイドル (ページ2)

今日:8 hit、昨日:13 hit、合計:352,505 hit

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「っは、疲れた…」

時計を見ると、既に日を跨いでいた。

今日は歌番組とラジオ、そしてアルバムのレコーディング…と、詰め詰めの1日だった。もうヘトヘトだ。

ここ数日予定が入りっぱなしだったけど、こんなにギュウギュウな一日は初めてだった。よく考えてスケジュールを組んで欲しい。

「明日は8時起き…マシな方か…」

よたよたと洗面所へ歩き、メイクを落として軽くシャワーを浴びる。
もう寝たいな。ご飯はいいや、明日の朝食べればいい。

それに、明日頑張れば明後日は久々の完全なるオフだ。そう思えば頑張れる。
…その次は、例の歌謡祭だけど。

「BTS…韓国だっけ。挨拶くらい覚えておこうかな。」

寝る直前スマホで少し調べて、とりあえず「アンニョンハセヨ」「カムサハムニダ」等の簡単な単語は覚えた。
勉強は好きだし、暇な時に少しずつ覚えよう。今日はもう寝なくちゃ。

…………
……
…

時は過ぎて、番組の収録中。

「MWさんは、最近ハマっている事などはありますか？」
「ハマっている事…ですか。」

顎に手を当て考える素振りをする。何かをする暇もないのにハマっている事？ないよ。仕事しかしてないんだから。

あ

「…自分、元々勉強が好きで…最近は他国語の勉強をしています。」
「なるほど、他国語！英語とかですか？」
「あはは、英語はアイドルを始める前に習得しちゃったんです。そうですね最近は…韓国語とか。」
「韓国ですか？難しそうですね。」
「難しいです。でも、勉強って難しいほど楽しいんですよね。」
「あ、ちょっと分かります！」

それからも司会の人が話し上手で、とても和気あいあいと話していた。楽しい収録だったな。