先輩後輩【オリジナル】

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「ねぇ、誠ー2人組どうするの？

しかもなんかぼーっとしてるよね？」

同級生の真緒が練習中に話しかけてくれた。

心配してくれたのだ。

真緒はとても優しい。

真緒(は)とても優しいのだ。

もしも、真緒の2人組も同じように優しかったら、

私はこんな事で悩みはしなかっただろう。

それなら3人組になればいいだけの話なんだから。


「真緒！早く行くよ！」


…絶対無理だ。

3年生がまだ引退していなかったならまだしも。

千秋がいる限り不可能だ。

千秋はとても嫉妬をする。

真緒の事が大好きなのだ。

だから、話しているだけでも怒るのだ。

2人組で一緒になっているのに邪魔をしたら、

私は確実に千秋から妬まれるだろう。


誠「大丈夫だよ。真緒」

真緒「いやでもさ、」

千秋「早くしてよ！」

誠「ほら、千秋も言ってんじゃん」

そう言ってその場を後にする。







追加設定

杉澤 真緒
1年A組。バスケ部。誰にでも優しい。

遠藤 千秋
1年A組。バスケ部。いつも真緒と一緒にいる。

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