223ー聖夜の後には Part1 ページ23
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千冬「すげぇ！！」
隆「結局、東卍のトップ二人が一番バケモンだな。」
千冬「やべぇ、鳥肌立つー！！なぁ！？タケミッチ。」
千冬くんは興奮しながら、武道くんにはなしかけている。
武道くんは少し様子がおかしいようで、突然涙をこぼして何かを呟いた。
何を呟いたのかは聞こえなかったが、嬉しそうにしているため、放っておいても大丈夫だろう。
すると、武道くんの足元が少しふらついて、後ろに倒れかけた。
ﾌﾗｯ
千冬「タケミッチ！？」
『武道くん！』
僕はそう叫んだが、受け身をとれるほど体が自由ではないのか、重量に従っていくだけだった。
僕は覚悟して、目を強く閉じたが、いつまで経っても地面に衝突するような鈍い音は聞こえてこない。
目を開けてみると、隆くんが武道くんのことを支えていた。
隆「ありがとな、タケミッチ。マイキー…ドラケン…A。オマエらのおかげで黒龍に勝てた。でも今日の一等はタケミッチだ。」
皆も隆くんの言葉に賛同するように柔らかい笑顔を浮かべた。
ーーーーーー
その後、皆はそれぞれ解散し、万次郎くんと武道くんと僕だけが残った。
そして僕も家へ帰ろうと足を進めようとしたとき、万次郎くんは僕を呼び止めたのだ。
万次郎「A」
『…はい？』
万次郎くんは武道くんを担いで自身のバイクに乗せていた。
『武道くんの家まで運ぶんですか？』
万次郎「いや、ヒナちゃんの家に運ぶ。」
『へ？』
万次郎「ここに来る前、エマにな。タケミッチをヒナちゃんの家に連れてこいって言われたんだよ。」
万次郎くんは手短に経路を話して、バイクを発進させた。
僕もその後を追うようにバイクに乗ってヒナちゃんの家に向かった。
向かっている途中に武道くんは目覚めたようで、ヒナちゃんの家でそのまま下ろして、僕たちは少し離れたところから見守った。
『酷く困惑してたみたいですけど大丈夫ですかね』
万次郎「俺らが気にする問題でもないし、放っておけばいいだろ」
僕はそういう万次郎くんに頷き、しばらくの沈黙が続いた。
万次郎「なあ、A」
沈黙の中、万次郎くんは小さな声を発した。
僕は万次郎くんの方を見ると、ほっぺを摘まれて顔がそらせなくなった。
万次郎「お前はいつだって俺を頼ってくれねぇよな。」
『そんなこと…』
そう言いかけたが、万次郎くんの次の言葉でかき消された。
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しめじ(プロフ) - 響さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。更新もぼちぼち再開していくつもりなのでこれからもよろしくお願いします！ (2022年8月6日 23時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 一気読みしました〜！夢主の性格が好みすぎて…やばいです… 応援してるので頑張ってください！ (2022年8月4日 16時) (レス) id: 34c7fcf53f (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かささん» 肆の方でもコメントしてくれた方ですよね！？2回もコメントありがとうございます！頑張れると言っていただけるとこちらも頑張れます！ありがとうございます。 (2022年1月25日 16時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - コメント失礼します！更新嬉しすぎます！！この作品があるから頑張れるって言っても過言ではないですね、。これからも、応援してます！ (2022年1月24日 23時) (レス) @page4 id: ab0fd5eee8 (このIDを非表示/違反報告)
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