213ー過去 Part13 (final) ページ13
・
３歳の時の記憶だ。
俺はマイキーの手をとって、傘に無理矢理入った。
万次郎「馬鹿！引っ付くな！！」
３歳のA「べつにいいじゃん。ぼくがかぜひいたらどうすんのさ。」
万次郎「図々しいな…、お前。」
違う…！この後だ……
家に帰った後、真一郎に呼ばれて話していた時。
過去のことを聞かれて、俺は黙ったんだ。
真一郎「ちゃんと、話して。言葉に表さないと、わかんないよ？」
俺は更に黙り込む。
真一郎「今のAだから、言ってるんだよ！」
突然、真一郎の怒鳴り声が耳に響いた。
下を向いていた時も、その声に惹かれて顔をあげた。
カッケェ……
俺は知らず知らずのうちに真一郎に過去のことを話していた。
ーーーーーー
『じゃあね、真一郎…これが言いたかっただけ。』
真一郎「A…」
『！！！』
立ち去ろうとしていたが、真一郎に呼ばれて振り向いた。
だが、そこには当然のように話さなくなったカーテン越しの真一郎しかいなかった。
でも、「頑張れ」って背中を押された気がした。
ーーーーーー
貴方Sibe
『って言う感じですかね？』
僕が話し終えると、武道くんは下を向いて唸っていた。
武道「つ＿＿、＿＿く＿は＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
『っえ？』
武道くんの言葉が途切れ途切れで聞き取りづらかったため、声を上げると武道くんは此方をみてこう言った。
武道「つまり、Aくんは真一郎って言う人みたいになりた言って言う欲望と、家庭環境のせいで、自由に生きられなかったんだね。」
『………』
＿＿図星だ。
家庭環境は、産まれてしまったからにはしょうがない。
でも結局は、自分で憧れって言うかき消せない呪いをかけちゃってるんだよね。
武道「あ、あれ？…本当に図星だった！？ごめんね！図星だと思わなくて……」
『うん……図星だね………でも、ありがとう。』
武道「へ？」
武道くんが僕から発せられた「ありがとう」と言う感謝の言葉に戸惑いの声を上げた。
『おかげで、目ぇ覚めた気がするよ。自由に生きてみるね、僕。』
ーーーーーー
『思い…出す…？…何を…？』
僕はちゃんと記憶があるし、何も忘れていない！
じゃあ、何を思い出すの？
＿"それは、葵の本当の意思だよ。"＿
ーーーーーー
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しめじ(プロフ) - 響さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。更新もぼちぼち再開していくつもりなのでこれからもよろしくお願いします！ (2022年8月6日 23時) (
レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 一気読みしました〜！夢主の性格が好みすぎて…やばいです… 応援してるので頑張ってください！ (2022年8月4日 16時) (レス) id: 34c7fcf53f (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - かささん» 肆の方でもコメントしてくれた方ですよね！？2回もコメントありがとうございます！頑張れると言っていただけるとこちらも頑張れます！ありがとうございます。 (2022年1月25日 16時) (レス) id: 095fd86269 (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - コメント失礼します！更新嬉しすぎます！！この作品があるから頑張れるって言っても過言ではないですね、。これからも、応援してます！ (2022年1月24日 23時) (レス) @page4 id: ab0fd5eee8 (このIDを非表示/違反報告)
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