136ー血のハロウィン Part15 ページ36
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堅「A!?なんで、お前が!?」
『んなの今、どーでもいいでしょ!!早く救急車呼んでください!!』
隆「急いで救急車を!!」
「はい!!」
隊員の誰かが連絡したのを確認して、再び先輩へと視線を移す。
クッソ…、思ったより傷が深い……
千冬「一虎ぁぁあ!!」
稀咲「やっぱヤベぇ奴だな、一虎は。
そうか!場地を芭流覇羅に引き抜いたのはこうやって寝首をかくためか。
ねぇ?総長。」
稀咲が万次郎くんを煽ってる。
だめだ、稀咲の思う壺になってしまう…
折角、近くにいるのに…何も、出来ないなんて……
万次郎「殺したかった…ずっとテメェが年少から出てきたら真っ先に俺が殺そうと思ってた。
そんな俺を諭し続けてくれたのが…場地とAだった。
場地が言ってた。"一虎はマイキーを喜ばせたかった。だから、彼奴は受け入れられない。"
"たとえマイキーの兄貴を殺しちまっても自分を肯定する為にマイキーを敵にするしかなかった。"
Aが言ってた。"俺も悔しい。一虎に真一郎くんを殺されて…彼奴を殺してやりたいくらいだ。"
"でも、一虎を殺したところで真一郎くんは喜ばない。未練は無くならない。ここで踏ん張らないでどうする。"
"俺は、自分を変える。誰も責めないように。これは、事故だった。"
ってよー。」
たしかに、そんなことを言った。
一虎くんを責めたって、どうにもなんないってことが分かっていた。
だから、自分を変えて今までの自分をリセットをした。
それで、真一郎くんのことは事故だったって……
万次郎「ケンチン、喧嘩はもう終わりだ。」
半間「は!?オイオイオイ、喧嘩は終わり!?ナメてんのかマイキー?
そんなのテメーの決める事じゃねーだろーが!!」
ゴツッ
万次郎「ホラ、終わった。」
音のする方を見ると、万次郎くんが半間をノしていた。
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