お世話係りの番犬くん参【東京リベンジャーズ】【男主】 (ページ32)

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132ー血のハロウィン Part11 ページ32

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隆「へー。やるじゃん稀咲。」

千冬「チッ！総長でもなる気かよ。」

多分、稀咲の狙いは東卍を乗っ取ること。

だから、今ここで信頼度を上げておくのか…？

……いや、違う。

稀咲はこの抗争で東卍が勝とうが負けようがどっちでもよかった。

こうやって万次郎くんに取り入って東卍が勝てば一番の功労者、負ければ芭流覇羅として吸収する。

この抗争でどっちが勝っても東卍を乗っ取れる計算だったんだ。

ナホヤ「いいとこ持ってきやがって。」

堅「稀咲！！よくやった！！マイキーを任せた！！」

このままだと…多分、稀咲が功労者として皆んなの脳に印象づいてしまう。

場地「この時を待ってたぜ。稀咲ッ！！」

千冬「場地…さん…？」

『先輩……？』

このままだと、稀咲の特にしかならないと思った。

だけど、ここで先輩が登場。

今まで、見かけなかったのはこの時を待っていたからだと思う。

稀咲が、万次郎くんが倒れたところを狙っているのが分かっていたから、今まで稀咲同様隠れていたのか。

芭流覇羅「場地が稀咲をやっつけたぞ！！」

場地「稀咲ぃぃい！！ツラがわかんなくなるまでブン殴ってやるぜ！！」

堅「やめろ！場地！！」

隆「"俺ら"はお前を連れ戻しに来たんだぞ！！」

隆くんは、"俺ら"って言うけど稀咲はそんなこと1ミリも思っていないんだろうな…

稀咲にとって、先輩の命なんかどうでもいいってことだ。

「大丈夫っスか？稀咲さん」

稀咲「ブンブンブンブン、俺の周りを嗅ぎ回ってるハエだ！叩き殺せ！」

場地「上等だよ。稀咲ぃ。」

先輩は、鉄パイプを構えて戦闘態勢。

だが、

場地「千冬、なんのマネだ？」

千冬「場地さん、ダメっすよ…

今ここで稀咲を殺るのはマイキー君を裏切る事になります！

東卍の為に稀咲を殺るなら今じゃ…」

千冬くんが先輩の前に立ち、行手を塞いだ。