お世話係りの番犬くん参【東京リベンジャーズ】【男主】 (ページ22)

今日:6 hit、昨日:9 hit、合計:44,411 hit

122ー血のハロウィン Part1 ページ22

貴方Sibe

今日は、10月31日。

そう。決戦当日の日だ。

僕は特に変装などもせずに堂々と廃車場に来ていた。

すると、

？？「あれ〜？此処は女の子がくるところじゃないよ？」

？？「兄ちゃん、下手に絡むのやめろよ。」

『あ"ァ？』

急に、二人の不良らしき人物に話しかけられる。

僕はあまりの失礼さに、怒りの声をこぼした。

？？「お〜、怖い怖い。もしかして、不良"ちゃん"だった？」

『ちゃん付けすんな、糞ノッポ！俺は、男！』

？？「男に見えねぇわ。」

二人に囲まれて、僕に影が覆い被さる。

多分、僕より10cmは高い。

僕は額に青筋を浮かべて、完全に戦闘態勢だ。

？？「あんまイラつくなよ？他ごとで揉めたら追い出されちまうからな。」

『……』

僕は、少し落ち着いてから此奴ら誰だっけなと考える。

三つ編みと、眼鏡の兄弟らしき不良。

此処らで兄弟の不良といえば……

『お前ら、六本木のカリスマ兄弟の灰谷兄弟か？』

灰谷.眼鏡「そうだけど？」

灰谷.三つ編み「結構、情報しってんね。脳筋っぽくないし、頭よくねぇとちょっとアレだから？」

『お前らな…ｲﾗｯ』

俺は、拳を握りしめて二人を睨んだ。

二人は怯む様子もなく、ヘラヘラしている。

こう言うタイプが1番嫌いだ。

僕は、2人を無理矢理どかして廃車場の中に足を踏み入れた。