お世話係りの番犬くん参【東京リベンジャーズ】【男主】 (ページ19)

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119ー連れ戻せ Part6 ページ19

武道Sibe

俺達は、近くのファミレスに来た。

Aくんは、アイスコーヒーをストローで混ぜながら此方に問いかける。

八神「僕と武道くんが初めて会った時のこと、覚えてますか？」

手の動きを止めて、口にコーヒーを含んだAくん。

俺は、初めて会った時のことを思い出す。

＿"八神「えっ…あ、無理しなくても大丈夫ですよ！？

痛そうですし…。」

八神「君だから、花垣武道くんだから優しくするんですよ。」

八神「あははっ！！そんなに間に受けちゃうんですね！」"＿

『笑顔が多かったし、今より元気……』ﾎﾞｿｯ

初めて会った時は、今よりも笑顔が多かった。

それに、元気。

ただ、心の底から笑っているのではなくどこか引き攣ったような笑顔の時もあった。

八神「…初めて会った時は、警戒してて面白くなくても笑顔貼り付けてました。

でも今は、心の底から笑えるようになりましたよ？

ただ…ね……、」

Aくんは、顔を背けて恥ずかしそうにつぶやいた。

八神「僕…、キャラ…変わりやすいんですよ…(照)」

千冬「えっ？それだけ？」

Aくんはモジモジしながら、コクンと頷いた。

八神「万次郎くんのお兄さんが死ぬ前は、生意気なガキで人によってよく態度が変わる感じ。

武道くんと初めて会った時は、元気な犬みたいな感じ。

今は、裏表激しい番犬。

僕、周りに影響されやすい性格なのでコロコロ変わりますよ？」

『まあ、確かに……今思えばちょっと性格変わってる…』

昔は、ザ・元気って感じだったけど今はちょっと塩対応みたいになってるような気がする。

て言うことは、これからもAくんは性格が変わっていく可能性が高いと言うことだ。

八神「これが、何を暗示しているかわかりますか？」

『えっ？何か関係あるの…？』

Aくんは、光のない目で此方に言った。

八神「万次郎くん達が道を踏み外したら、僕もその色に染まってしまうと言うことです。

だから、僕には万次郎くん達の道を正すことができないんだ。」

千冬「『！！！』」