お世話係りの番犬くん参【東京リベンジャーズ】【男主】 (ページ16)

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116ー連れ戻せ Part3 ページ16

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＿＿時計台前.階段

千冬「Aくんが言ってた場所って此処だよな…？」

千冬は、辺りを見渡す。

すると、ベンチの近くの一つの光に人影が浮かんでいるのを見つけた。

『！Aくっ……ん…………？』

八神「……」

声を掛けようと思った。

だが、ベンチに座ったAくんは天を見上げて、何かを後悔するように天へ手を伸ばしていた。

千冬「おーい！Aくん！！」

『おい、馬鹿！空気読めよぉ！！』ｺｿｯ

千冬が、馬鹿でかい声でAくんを呼ぶからつい突っ込んでしまった。

コイツ、空気読めない奴だ。

千冬「タケミッち。こう言うときは、パッと声掛けねぇとタイミング逃すんだよ。」

前言撤回。

千冬は、ちゃんと空気呼んでた。

八神「…来たか。武道…千冬…」

『？？？』

口調がいつもと違いすぎて、？を浮かべる。

八神「えへっ…びっくりしましたか？」

『えっ…あっと……A、くん？』

八神くんは、ニシシッと笑って手招きをした。

きっと、ベンチの隣に座れと言う意味なのだろう。

千冬「隣失礼しまーす。」

千冬は、構わずドカッとベンチに座った。

武道「失礼します…？」

『別に、改まらなくて大丈夫ですよ？』

Aくんは不思議そうに此方を見た後、また天を見上げて、

足をぶらぶらと揺らした。

千冬「Aくん、話したいことって何？」

『えっとですね……』

Aくんは、急に真剣な顔になり此方を見た。