検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:21,988 hit

23 ページ24

ラティアスは銀時がパフェを頬張っている姿を見ながら三色団子を食べる。

(にしても、本当に甘い物好きなんだなぁ…)

見るときには何時も死んだ魚の目をしている銀時だが、パフェを食べているときの目は少し輝いていた。

「…………あの、ラティアスさん?そんなに見られると食べづらいんですけど?」

まさか食べたいの?と笑いを含んだ声で聴いてきて、クリームの部分を載っけたスプーンを差し出してきた銀時。

普通の女の子ならこう言うときは恥ずかしがって、やだぁ、もう!! とか言うだろう。

だが、ラティアスはそんなの通じない。

『え、良いの?』

ラティアスは躊躇も無く銀時のスプーンをくわえた。

『わぁ、美味しい!!』

「………ん!?」

其れを見た銀時は一度フリーズ。

そして、顔を真っ赤にさせた。



ひとつだけ言おう。

ラティアスは何年(?)もの間、森に遊びに来てくれる人間はいるが、人や動物の色恋沙汰(いろこいざた)などの事を教えてくれる人間は誰もいなかった。

たまに近藤がお妙の話をするが、ラティアスは何か解っていないor興味ないので話なんぞ入ってこないし、解らない。

なので、本人の自覚は無いが周りから見たら、"超人を越えた鈍感"か"世間知らずの馬鹿"としか言えない。


「お、おまっ!!………えぇ!?」

いきなりパニックになる銀時を見て、ラティアスは不審に思う。

『え、どうしたの銀ちゃん?あと煩いよ?』

と、何事も無かったように、また自分の頼んだ団子を頬張るラティアス。


___こいつ………ヤバイぞ……


今頃そんなことを思う銀時であった。

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

御狐様 - ユリの花さん» コメントありがとう!!ラティアスのイメ画(?)楽しみにしてるよ!! (2018年3月25日 22時) (レス) id: 33b35a450e (このIDを非表示/違反報告)
御狐様 - アンタレスさん» 大丈夫です、あと少しでまた子ちゃん達を登場させるつもりなので!! (2018年3月25日 22時) (レス) id: 33b35a450e (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花 - いいね!!!! (2018年3月25日 14時) (レス) id: be2623a53a (このIDを非表示/違反報告)
アンタレス(プロフ) - 再度失礼します。鬼兵隊出してほしいです! (2018年3月24日 11時) (レス) id: b6d5e2a699 (このIDを非表示/違反報告)
御狐様 - コメントありがとうございます!!この2つのアニメ大好きなので書いてみたのですが、嬉しいと言われるとは思いませんでした(笑) (2018年3月5日 17時) (レス) id: 33b35a450e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お狐様 | 作成日時:2018年2月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。