愛してるゲームをしたい!!! ページ3
お昼休み。
寧々ちゃんと一緒に屋上に向かうと、既に司先輩と類先輩が座っていた。
あぁ、サンドイッチを食べている類先輩。口が動いている。美しい。
「はぁぁぁあああ。美しすぎる」
「いいから。早く類のところ行けば?」
寧々ちゃんが冷たい(´・ω・｀)
何度目だろうか。うん。でも可愛いだもん。許しちゃう。
「やぁA君。ここどうぞ」
「しししししつれいしまぁぁぁああああす!!!」
「うるさい」
「まったく。類の事が好きなのはわかったが──」
「司先輩。勘違いしてもらっては困ります」
司先輩の言葉を途中で遮り、私は自分ができる最大限のドヤ顔をした。
あ、寧々ちゃんもう興味なくなったのか普通にお弁当広げてる……。
司先輩は驚いているが、勘違いしたのは司先輩なのでいいのです。
「私は類先輩のことが好きなのではなく愛しているのです!!! というわけで類先輩! 私と愛してるゲームやりましょう!?」
「おや?」
「なななななななんてことをしようとしているんだお前は!!!/////」
言われた類先輩は落ち着いているのに、なんで司先輩が赤面しているんですか可愛いですね純粋ですか?
私より純粋ですね。
「愛してるゲームねぇ。確かお互いに『愛している』と言い合い、先に照れた方の負けだったかな?」
「さすが類先輩!! 博識です!! やはり先輩の頭脳は誰にも負けないほどのものをお持ちになっているのですね!!!」
「それぐらいの知識でよくそこまで言えるなお前……。疲れないのか」
「言うだけ無駄」
司先輩の言葉に寧々ちゃんが静かにツッコむ。うん、いつも通りだ。
私は期待の眼差しを類先輩に送りもう一度聞いてみた。
「類先輩! 愛してるゲームを!!!」
「うん。いいよ」
「なに!?」
「えっ、本当にやるの?」
( 'ω')۶ｯｯｯｨｨｨｨｲｲｲｲﾖｯｼｬｱｱｱｱｱｱｱｧ!!!!
類先輩の許可も貰ったし、私は早速やろうと類先輩の方に体ごと向けた。
そして、愛していると口にしようと顔を上げた時──
「……えっ?」
「A。愛しているよ」
いきなり類先輩が私の顎をつかみ自分の目と合わせた。簡単に言えば顎クイ状態。
そして、甘い声で私の名前を呼びそのまま………
「あああああぁぁぁぁぁああああたしもですぅううううう////////」
愛しているゲームとは関係ない言葉を言ってしまい……、うん。私の敗北。
でも、この敗北にはしっかりとした意味があるから。
寧々ちゃんは呆れ、司先輩は赤面したまま固まってしまった。
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桜桃(プロフ) - にゃんさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました! (2021年6月15日 18時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 誤字報告ですページ26の紙が髪になってますよ (2021年6月15日 18時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 続きの方も楽しみにしておりますとも……お疲れ様です((類｢お疲れ様。よく頑張ったね｣((とかいうボイスほしい!!((切実 (2021年3月14日 23時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - いいですねそれ( -ω- ´)ﾌｯ 私も家宝しまっ( '-' )ノ)`-' ) (2021年3月14日 14時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん - 私が親友を彼女にもらいたいですよ……( '-' )ノ)`-' )(((まぁ、類くんからホワイトデー貰えたんで家宝にしまs(((ゲームだろうが (2021年3月14日 11時) (レス) id: bc0f9be876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2021年3月2日 10時
