【ヒロアカ】定食屋の元プロヒーロー (ページ4)

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マイク先生はたまぁ～にここに食べに来る

今日は一ヶ月ぶりぐらい

閉店間近に滑り込んでくるから大抵従業員も帰った後で、客もいない

そのため、なかなかプライベートな話もできる。

『雄英の新1年生はどうですか？

1ーAは、相澤先生でしたっけ？』

「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…あァ!!そうだぜ!!

まぁ全部聞いた話だから詳しくはわからねェが
なかなか面白いヤツがいたとよ。

緑谷…だったか？」

『へぇ！どんな子？』

「それがよ、オレ入試で見た覚えがあるんだが…

いわゆる“諸刃の剣”って感じの個性だったな」

…ん？

そこで私は皿洗いの手を止めた

『“諸刃の剣”って……そんな子だったら、

相澤先生のことだから除籍処分にするんじゃないの？』

「それが俺も不思議なんだよなぁ。

お前知ってるか？

あの消太が、入学式から一週間経った今でも

誰も除籍処分にしてないんだぞ？」

思わず皿を落としそうになる

『へっ!!??マジですかそれ!!!??』

ウソだぁ……と口をあんぐり開けていると

「それがホントなんだよなぁ」

とウソ偽りなく
少しニヤけて言ってくるマイク先生

『じゃあ今年の一年生はなかなか見込みアリな生徒なんですね』

「YEAHHHHH!!!そういうことだろうな!!!」

『そっか…』

会ってみたいなぁ…ヒーローの卵たち…

ボソッと無意識に呟いた言葉は

マイク先生に密かに聴こえていたらしく

「…A、お前は元プロヒーローだから、校長に頼めばいつでも雄英に講師として来ることができるぞ？

なんなら俺から言ってやっても良い」

Aは結構有名だからな!!!なんて言ってくれる

やっぱりこの人が担任で良かったななんて思ったり。

『ありがとうございます!…でも、今はまだ実家の家業を手伝おうと思ってて。お気持ちだけってことで。

でも必要であれば駆けつけますから！』

その時はギャラ支払ってくださいね!!!

「HAHAHA!!!さすが、商売が上手いなぁ!!!」

マイク先生はニッコリと笑った。