【ヒロアカ】定食屋の元プロヒーロー (ページ13)

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心操side

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…

天気予報は晴れだったから外へ走りに行った

ヒーロー科は入れなかったが、諦めた訳じゃない

頑張れば、普通科からヒーロー科に転入することも可能と聞いたからだ

だから今でもこうして鍛えている。

・・・・

「止まねぇな」

丁度、雄英高校周辺に来たとき雨が降り始めた

すぐ、軒下がある店へ駆け込む。

「…休業日か」

扉は開いてなかったので、そのまま外で雨宿りをした。

ﾆｬｰ

「！お前も雨宿りか？こっちに来い」

ずぶ濡れの猫を手招きすると寄ってきた

首もとにはボロボロの首輪が。

「汚れてるな…お前、野良か？」

ﾆｬｰ

「そうか。…よしよし、良い子だ」

降り止むまで一緒に待とうな。

しばらくして

帽子を深く被り、マスクをした
ラフな服装の女の人が走ってきた。

一見不審者のように見えるが、

両手には大きなエコバックとビニール袋を持っているため、普通の人だと思った。

(…ここの店の人か？)

なら俺は邪魔だな。

立ち上がって、まだ止みそうもない雨の中へ走り出そうとしたその時

『ねぇ！君濡れてるじゃん！風邪引くよ、入ってって！』

その女の人が声をかけてきた。

いや、アンタの方がずぶ濡れですけど

「え、良いんですか？」

『うん！タオル貸してあげる！私ここの娘だし。』

「ありがとうござい……っ！！/////あ、あの！」

礼をしようと目線を下げた
そこで俺は見てしまった

『ん？どうした？』

「み、見えてます……/////」

『へ？………っ////！ご、ごめん！！』