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ぐっすり眠れたおかげで私は朝早くに目が覚めた。

時計を見ると朝の5:30。

A『朝ごはんに早いけど、冷蔵庫のもの使わせてもらって和食でも作ろうかな。』

そう呟きながら私は朝ごはんを作り始めた。

家ではご飯なんて用意してもなかったから自分で買い物をして作って1人で食べるだけだったから誰かの分まで作ることに何故か新鮮な気持ちになった。

私はよっぽど楽しく朝ごはんを作っていたのか赤井さんが目の前で見ていたことなんて声をかけられるまで気が付かなかった。

赤井side

目を覚ますと、キッチンの方で何やら音がすると思ったら彼女が朝ごはんを作っていた。俺が作ってやろうと思ったが先を越されてしまったようだ。


しかし、俺が目の前で作るのを見ていても全然気がつく気配がない。気付かないフリをしているのか……?

赤井「………。(ㅎ.ㅎ )ジー」


A『•*¨*•.¸¸♬︎♪♪』

気づかれないのも虚しいと思って声をかけた。

赤井「Aおはよう。」

A『!!あ、赤井さん?!お、おはようございますッ』

赤井「朝ごはん作ってくれてたんだな。ありがとう」

A『冷蔵庫にあるもの勝手に使っちゃったんですけど……良かったですか?』

赤井「あぁ。構わない。」

A『じゃあ、もうできたので食べましょう。無難に和食ですけど』

そうして、俺たちは朝ごはんを食べ始めた。

赤井「………。ん、美味しいな」

A『本当ですか?!良かったですッ…ポロッ』

声が少し震えていたのでふと彼女を見ると泣いていた。

赤井「ん?どうして泣いてるんだ?」

A『え……?私泣いてます?やだなぁどうして涙なんか出るんだろ。』

自分でもなんで泣いているの理由がよく分からないみたいだった。もしかして、と思って家出した理由を聞いてみることにした。

赤井「そう言えばなんで家出したのか聞いてなかったな。迷惑じゃなければ教えてくれないか?」

そう聞くと、少し言うのを躊躇ってからポツリポツリと彼女は家出した理由を話してくれた。

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作者名:ふらわぁ | 作成日時:2018年9月9日 13時

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