影浦家のYDK[ワールドトリガー］ (ページ13)

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「お前らは何度言ったらわかるんだ。」

そして案の定4時間以上の死闘の末、

風間に見つかるという最悪のパターンになってしまった二人は、

現在風間隊の作戦室で正座させられている状況に陥った、

「違うんだぜ、風間さん。

今日は5時間で終わろうってちゃんと話し合ったって。」

「やりすぎだ。

普通は本数で決めるんだ。

数時間単位でランク戦をする馬鹿はお前らしかいない。」

「でも、トリオン体デザイン変わった。」

「先輩、それいい訳になってないよ。」

ソファーでスマホをいじっていた菊池原は呆れたようにため息をついた。

風間がAと太刀川の保護者ポジションにいるので、

説教は大体風間隊となっているのだ。

こういう光景もだいぶ見慣れた。

「Aはこれからしばらくランク戦へは保護者同伴で行け。」

「太刀川が保護者じゃダメなの？」

「それじゃ保護者の意味がない。

太刀川とAはランク戦禁止だ。」

「それはキツすぎる！

こいつ以外にランク戦付き合ってくれるやついないんだって！！」

「お前のランク戦は際限がないからだ。

我慢を覚えろ。」

「我慢を覚えるなんて普通20歳の大人にいう言葉じゃないよね。」

「おい、菊池原聞こえてるぞ。」

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