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Protect ページ17
「えー、なんか出てきたんだけど。」
「" 角つき "･･･！！」
修や千佳のいるC級隊員の集団に追いついた玉狛第一
そこには数体の新型トリオン兵がいるのみで、
その場の収束は簡単なように見えた
が、
たったふたりの近界民によってその場の空気は重苦しくなった
「手負いとはいえあれが絡むと面倒だ。
小南、3分やる。
新型を片付けろ。」
「1分で十分よ。」
レイジの指示に、
あたしが戻るまでにやられないでよね。
と新型の方に飛んでいく小南
レイジは続いて烏丸、Aへも指示を出した
「小南が来るまでは下がり気味に人型の相手をする。
C級のカバーを最優先だ。
AはC級を援護しつつ、人型の攻撃を相殺しろ。」
「了解。」
「まずはC級を逃せばいいの？」
「そういうことだ。」
わたわた、とどうすればいいのか戸惑う訓練生たちを見て、
レイジに向かって頷いた
そして、C級隊員の人数を数え始めた
「ちかちゃんいれて16人ね。
よし、C級諸君！
色々起こって混乱してると思うけど、落ち着いて。
焦りは時として重大な失敗に繋がるから。」
それでもまだ不安そうな顔に優しく微笑んだ
「だぁいじょうぶ！
君たちはとにかくここから無事に逃げることだけ考えて！」
だれひとり死なせない
そのために私はここにいる
.
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作者名：名もなきもの
| 作成日時：2021年2月22日 7時
