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女の名前はセリスと言った
彼女には二人弟子がいて、一人をあらき、もう一人をGeroという
二人の妹弟子となったAは師と二人に教えられながら殺しの修行を始めた
その間もAは体の中に煮えたぎる憎しみを抱き、いつか一人前の殺し屋になったあかつきには両親の敵である海賊たちを殺すという事を目標にしていた
Aは物覚えがよく一年で兄弟子と互角に戦えるまでに成長する
そしてついに初仕事、Aは8歳だった
セリス「……うん、女の子には見えないね」
長かった髪を切り、服を少年物に一新した
少女の姿である方が危険が多いし、両親とよく似ているAがもしもあの海賊たちと会ってもバレぬようにとAは男装を始めた
セリス「さて、行こう」
『はい』
師匠と弟子の合同での殺し
依頼は成功
そしてその日、セリスとあらきとGeroは目の当たりにした
Aの力、そして、彼女を殺すことへ執着させ憎悪を溢れさせる呪いを
その後Aは一人任務も行うようになり、依頼を達成してきた
人を殺す時、Aは人が変わったように短剣を振るう
一瞬で殺したり、じわじわ苦痛を与えながら殺したり
殺すとき、彼女は楽しそうに笑う
殺すとき、彼女は全てを恨むように睨み付ける
そんな彼女は“血濡れの狂乱者”と呼ばれた
Aが10歳になったある日、アジトに客が訪れた
？「セリスはいるかい？」
『……師は執務室に。ご案内します』
Aが客を師の元に連れていくと客はセリスと親しげに話し始める
客「それがそ＿＿が＿＿＿にいっ＿＿さ……」
セリス「へぇ、＿＿＿がねぇ……。あ、A、あらきとGeroを呼んできて」
三人が執務室に集まると客はニコニコと三人を見た
セリス「あらき、Gero、A、紹介するよ。こいつはぐるたみん。18歳だけどこれでもグミル船っていう海賊船の頭だ」
『！海賊！？』
セリス「……Aの探してる海賊ではないよ」
『……そうですか』
ぐるたみん「……こんにちは、弟子君と弟子ちゃん。早速だけどさ、三人をうちの船で雇いたいんだ」
あらき「え？」
セリス「私はいいと思うよ。三人はもう一人立ちしてもいいくらい実力がある。もう少し大きくなるまで彼の船で技術を磨くのはありだと思う。それに……Aは、探してる海賊に会えるかもしれない」
最後の言葉だけでAの心は決まった
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山犬(プロフ) - 哀原。さん» ありがとうございます！長いので一気は大変だったでしょう…。こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - りょくちゃさん» ありがとうございます！一つ一つこだわって書き書きしたので、そう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ長いお話を読んでいただいてありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
哀原。 - 友達に推されて一気に読みました。とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年6月2日 19時) (レス) id: 720f857f3f (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 完結おめでとうございます...！そして長い間おつかれさまでした！わたしは、最近知って読ませて頂いてたのですが、それぞれのお話にすごく切なくて感動しました。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年4月17日 17時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！長々と続いていましたが終わってしまいました(´∀｀)一つ一つ凝って書いたのでそう言っていただだけてとても嬉しいです！ご愛読ありがとうございました。 (2021年4月13日 19時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山犬 | 作成日時：2020年4月3日 17時
