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坂田「これが、俺の過去やで。」
なんだよ…やっぱり濡れ衣じゃねーか…
よく考えればわかることだ
坂田「……な?がっかりしたろ?幻滅したろ?」
まふ「そんなことっ…!」
坂田「いいんよ。俺は。」
ヘラっと坂田は笑った
でも、手が震えていて
無理してるって
『坂田、俺たちはそんなのでがっかりも、幻滅もしないよ?』
坂田「!嘘いわんとってや!!自分がよーわかっとる!!自分は本当は暗くて、弱くて、出来損ないで…そんな自分が嫌で作った仮面がないと俺はっ…!俺はみんなの望む俺やなくなってまう!!」
自分を、母親を守るための仮面が、今は彼を苦しめている
坂田は腕で顔を隠して叫んだ
センラ「……あほちゃう?」
坂田「んなっ…!?」
『え"センラ?』
luz「え、センラ君?」
唐突なセンラの言葉にみんなあっけにとられた
あれ、センラってこんなこと言うんだっけ?
センラ「あほちゃう?って聞いとんのや!あほの坂田!!みんなの望む俺ぇ?なんやそれ!?僕らの坂田を勝手に作らんといて!!」
志麻「センラの言う通りだ。確かにお前は明るいバカやけどそれだけやないって俺達は、俺は思っとる。」
うらた「そうだぞ。お前が言ってたムードメーカーとやらだけど俺にとってお前はただのアホで面倒くさくてバカみたいに元気で空回りしていっつも大声で…。」
坂田「え、めっちゃ貶されとるやん俺。」
うらた「…でも、仲間のことを思いやれて、大切にして、少しSっ気のある、いいやつだ。」
あら、ほっぺ赤くしちゃってぇ〜
恥ずかしがり屋なんだからー
坂田「みんな……。」
『坂田、無理に笑う必要なんてないよ。ありのままのお前でいいんだ。
本当の自分なんて嫌いな人も多いと思うけど、それは個性だ。ありのままの自分は個性の塊まりなんだ。
自分は唯一の存在。
自分の生き方は自分で決めろ。相手になんてあわせなくていいから、自分が正しいと思った道を突き進め。』
もう、お前を攻めるやつは一人もいない
俺たちはいつまでも
坂田は目に涙をためた
坂田「っ〜〜〜〜〜!!!……あり、がと……。みんな………。」
泣きながらも笑う坂田にみんな笑顔がこぼれた
なぜなら、坂田の目に光が戻ったのだから
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山犬 - ココアさん» お疲れえええええええええ!!!!! (2019年7月1日 20時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 山犬さん» 久しぶりだよぉぉぉぉぉぉぉこっちもテストさーーーーー 終わったぁぁぁぁぁぁぁー (2019年7月1日 17時) (レス) id: 58cb0365d1 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - ココアさん» あれ、久しぶりのココアだ!一回だけなんじゃああああ!!!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 楓さん» 教えてくれるかえちゃんがしゅき!!←なるほど……ありがとう!!頑張るよー!!ってことで続編で会おう!!(( (2019年6月30日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - なんで高評価一回しかできないのぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁー (2019年6月30日 21時) (レス) id: 58cb0365d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山犬 | 作成日時:2019年4月1日 11時