97ページ ページ24
・
坂田「レホルード……?」
センラ「まふ君の知り合い?」
『帰ってきたって……』
坂田とセンラは聞いたことのない名前に戸惑っていた
まふ「それは……」
ルクル「あら、仲間に教えてないの?……なら私が教えてあげましょう」
まふはルクルさんのその言葉を聞くとうつむいていた顔をばっと上げて叫んだ
まふ「!やめて!みんなに教えないで!」
しかしルクルさんはやめようとせず、一度まふの方を見てニヤリとわらったあとこちらを向いて言った
ルクル「レホルードっていうのは……」
その瞬間、まふがルクルさんの方に駆け出した……短剣を構えて
『!まふ、行くな!』
しかし、まふは止まらない
やめろ……!
と、
ルクル「無駄です」
ドスッ
まふ「んぐっ!?」
横から入り込んできた男はまふの鳩尾に膝を入れた
そしてそれを受けたまふは倒れる
坂田「まふ!!」
センラ「まふ君!!」
ルクル「……さて。いいですか?レホルードっていうのは、」
ルクルさんは何事もなかったかのように話し始めた
ルクル「この村で何年かに一度産まれる、白い髪と赤い目を持った子供のことを言います。レホルード。または、忌み子」
ああ、嫌な予感がしたんだ
この島に来てからのまふの様子を見てから
やっぱりまふが、忌み子
『……返せ。まふを返せ!!』
俺は銃を取りだしまふを担いでいる男に向けた
ルクル「ごめんなさいね。返すわけにはいきません。この島に来たからには、もう一度、あそこにいてもらわなければ。それでは」
『待て!』
俺は引き金を引きかけた
しかし
ガンッ
『ぐぁっ!?』
頭を何か固いもので殴られてしまった
俺、最近気絶すること多くない……?
と、どうでもいいことが頭に浮かんだ
ドサッ
そのまま俺は地面に倒れる
坂田「A!あ"っ!!」
センラ「A君!ひょっ!?」←
薄れていく視界の中、坂田とセンラの声が聞こえ、その向こうに男に担がれていくまふが見えた
『ま……ふ……』
そこからの記憶は、ない
486人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山犬 - 闇雲@センラーさん» 遅くなりました!……同士……(☆ω☆) (2019年6月30日 16時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
闇雲@センラー - 同士よ…………( ☆∀☆) (2019年6月16日 16時) (レス) id: a89d1b894b (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - Charaアンテさん» 長いんですよ………ありがとうございます。 (2019年2月21日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
Charaアンテ - 長いですね…これ…おもしろい… (2019年2月17日 12時) (レス) id: 7bd2ec4960 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - この子さん» お返事遅くなってごめんなさい!!Eve君ですね?ありがとうございます!! (2018年12月18日 23時) (レス) id: 0a1d25e071 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山犬 | 作成日時:2018年9月12日 6時