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JM「俺はお前たちの痴話喧嘩に突っ込む気は無いけど、少し考えたらわかるよね?
Aちゃんはご飯が普通の人より食べられないよね?
そうしたら体温も低くなる。エネルギーがないわけだから下がりやすくなる。
せめてお前が外に出てけばよかっただろ?!」
思いっきり怒鳴られる。
「はい…」
JM「テヒョナが通りかからなかったら、もしも誰もAちゃんに気づかなかったら、あの子は死んでいたかもしれない。」
俺が悪いには違いないんだけど、でも、Aのかただけをもつヒョンに少し憤りを覚える。
JM「大袈裟だって言いたい?
俺が何回夜公園のベンチで眠って救急車で運ばれて結局死んだ人を見てきたと思う?
別にお前達がどうなろうが俺には関係ないけど1度面倒見ることに決めたなら最後までやり通せよ、クソガキが。」
髪をかき揚げながら俺をドヤすジミニヒョン。
何も言えずに唇を噛む。
『だって…Aが辛そうにしてるのに、いつまでも俺を頼ってくれないのが悔しくて、助けてあげたいのに助けられなくて…それが悔しくて…。』
床にぽとりと水が落ちた。
JM「…お前はそれをAちゃんに伝えたの?」
黙って首を振る。
JM「じゃあ、伝えてあげないと。あの子は人に裏切られるのが怖いんだよ。頼っていた人が離れていくのを怖がってる。大丈夫、お前ならできるよ。」
しゃがんで俺をのぞきこむジミニヒョン。
「はい…ありがとうございます。」
JM「何男が泣いてんの!早く立つ!体冷えてるから風呂入ってきな。」
そう言いながら俺の両頬をパチンと叩いた。
「いっで!」
怪我していることもお構い無しに。
でも、おかげで少し目が覚めた気がした。
明日、Aに会いに行って謝ろう。そして話し合おう。
風呂を出ると救急箱を持ったジミニヒョンが待ち構えていて、そのまま頬の手当と倒れた時に売った肘に湿布を貼ってくれた。
JM「やっぱり僕って優しいよね、時間外労働なのに。」
どちらかと言えば自分で仕事を増やしているだけなのだが怖いので黙っていた。
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Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です!完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます!私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました! (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blue | 作成日時:2022年11月4日 19時