うちのヒロインちゃんは計算高い 【青葉城西】

第44話 ページ46

「ん……」









眩しい。









そう思いながらも私はゆっくりと目を開けた









眠い目を何とか開けようとする









が、









「(眠い、やっぱ無理)」









私はまた温かいベットの中に潜り込んだ









…あれ？









ていうか及川は…？









少しずつ思考が再開してきた頭に及川の事が浮かび上がった









確か昨日は、電車が止まっちゃって

及川が帰れないからって家(うち)に泊まって

2人でゲームを散々やって←









そんで、

そんで…？

寝た。









……あ！









「及川！？」









私は被っていた毛布からバッっと顔を出して急いであたりを見回した

が、及川の姿はどこにもない。









もしや、

と思い私は時計を見た。









時刻は8時06分

出席確認は8時20分









「ちっ、遅刻する〜！！！」









ドタバタを音を立て、急いで制服に着替える。



寝癖がついていたがもうそんな事気にしない←









朝ごはんなんて食べる事も出来ず、急いで玄関に行った









やっぱり。









及川の靴がない









あいつ、昨日泊めてやった恩も忘れたわけ！？←(帰る事ができなくなったのはある意味私のせいだけど)









何で私を起こしてくれないの！？

ずっと皆勤賞狙ってるのに！！









後で覚えてろよ及川←

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