【d!】どっちもお断りだっつってんだろ【相.棒.組】 (ページ5)

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４話ページ5

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「……ごめん」

「お前、今日は白なんやな」

「前言撤回ぶち殺すぞテメェ」

階段で悪ふざけしてた女子生徒にぶつかって落下した私は、丁度下にいたコネシマを下敷きにしていた。第一声がこれである。私の謝罪を返して欲しい。

とにかく退こうとしたら、なぜか両手首を掴まれて動けない。嘘でしょ。

「ちょ、ごめん。ごめんって。わざとじゃないんだってこれ。本当に離してくださいお願いします」

「ええな、これ。ちょっと興奮する」

「誰かーーー！！！助けてぇぇえ！！！！」

おいそこ逃げるな女子ィ！！お前が突き飛ばしたんやろが責任持って先生呼んでこんかい！階段から落ちたんやぞこっちは！シッマのおかげで無傷だけど！！

手首掴まれたまま腰に回った手にガッチリ捕まった。ダメだ逃げれない助けて。鬱でもいいから助けて。

「あ、泣きそう可愛い。襲っていい？」

「いいわけねぇだろ馬鹿か！？」

「俺バカやからわからんわ。よし、いただきま____」

「あかーーーーーーん！！！！」

「フワォォ？！」

突然体が上に持ち上げられてびっくりした。けど、声でわかった。ロボロだ。

拘束が解けた瞬間、すぐさまロボロの後ろに隠れる。

「ロボロぉぉぉぉ」

「コネシマお前何してんねん！！ここ学校！公衆の面前でやらかしてんじゃないよ！！」

「ッチ……邪魔入ったか」

舌打ちするんじゃないよ、いつもの陽キャどこいった。

起き上がったコネシマが頭を押さえながら立ち上がる。あれ……も、もしかして怪我してる？

「コネシマ……お前、もしかして頭……」

「ん？……あぁ、そやな。ぶつけたかもしれん」

「いや、受け身取ってたやろお前。見てたぞ俺」

「や、万が一あったらあれやし、保健室行くか…！私が説明するから！」

「え"……いや、保健室はちょっと……」

「ダメや！ちゃんと見てもらわなあかん、ほら行くで！ロボロありがとな、またお礼するから！」

「はーい。……コネさん、今度は綺麗な心持って生まれ変わってな」

ロボロに手を振ってコネシマの手を引く。なんかやたら大人しくなったけどなんやろ、そんなに具合悪いのか？

…保健室着いたらちゃんと謝ろ。

「…………(Aの手、柔らこくてちっさいなぁ)」

「…おい。ふにふにするんじゃないよエロシマ」

保健室の恐怖よりも私の手に夢中らしい。ぺ神先生に掘られてしまえ。

その後、保健室から悲鳴が上がったのは言うまでもない。