【○魂】神威の嫁は夜兎一の美女【神威】

#29 神威side ページ30

苦悩の結果俺たちの子供には、゛昴 ゛と名付けられた。

*

今日は初めて、Aが授乳する日。
医師にマッサージを施されていた、ずるすぎる…←

貴)ほら昴、いっぱい飲んで大きくなってね。

威)っ…！


そう言って微笑むAが、どことなく俺の母親に似ていた。

゛母 ゛だからかな？


俺は母乳を必死に飲む昴を見つめ続ける。


貴)赤ちゃんって頑張って生きようとしてるってすごく伝わってくるんだ。

Aはもうすでに母親の顔をしている。

威)俺に父親が出来るのかな

俺がそういうと、俺の頭を撫でるA。

貴)なれるよ、神威なら。


そう言って微笑んでくれるA。

この笑顔に改めて惚れ直す。


母乳を飲み終わり、ゲップなども終わった昴をAは俺に渡してくれた。

威)っ…えっえと…ど、どう持つの？

軽くて小さい赤ん坊に焦る俺。

貴)落ち着いて？優しくね

威)う、うん…


そしてようやく安定してきたのか、昴は俺の腕の中で眠りについた。

威)手…ちっちゃい。可愛い…。


俺とAは、次第に睡魔に襲われ3人で川の字になって眠りについた。


*


阿)団長…しごと………今日は休みにしてやるよ、家族の時間を大事にな。

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