黒桃ミルクティー (ページ48)

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慎太郎side ページ48

北斗のことが気になって、北斗本人の言葉で聞きたいと思って、ゲットしたばかりの連絡先にメールを入れた。

それから時間が経つのが早かった。

「慎太郎、ごめん。待った？」
慎『いや、俺が早く来すぎただけだから気にしないで。』
「わかった。」

「２人で話したいって何？」
慎『あんなに学校が好きだった北斗が不登校になっちゃったわけとか。』
「あー、それね。
　簡単に言うと俺の恋愛感情かな？」
慎『恋愛と学校ってなんの関係があるの？』
「俺の恋愛対象が同性だって知った人がいじめてきて、そこにいづらくなって、学校に行かなくなった。」
慎『樹は？』
「樹にはきちんとあらためて、伝えたら離れないから
大丈夫だよ。って言ってくれた。
　まぁ、親にも打ち明けたら捨てられたけど。」
慎『きょもには？』
「大我？
　大我とはつい、最近、知り合ったばかりだけど、否定せず、むしろ、こんな俺を受け入れてくれた。
　そんな大我に俺、惚れちゃって…。
　今、付き合ってるよ。」

今日、名前すら当然、出さなかったけど、きょもの恋人って北斗だったんだ。

素直にお似合いだな、って感じた。