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大我side ページ4

俺のクラスには一つ、空席がある。
学校に来る気配もないし空席にしてる奴がどんな奴なのか気になったから樹に聞いてみることにした。情報通な樹なら知ってそうだな、という期待も込めて笑

『樹〜。』
樹「きょも、どうしたの?」
『一つだけ空席あるじゃん?
 樹はどういう子なのか知ってる?』
樹『知ってるけど…。どうして、俺に?』
『樹が情報通だから。知ってるかなぁ、って。
 教えて!』
樹『簡単に言うなら家族に捨てられた。
  って言うのも本人に訳ありで。
  性格は根暗なんだけど、めちゃくちゃイケメン。
  人見知りだから時間はかかるけど、仲良くなれば、めちゃくちゃ面白いよ。』

興味が出てきた。会ってみたい。

『樹!俺、その子に会ってみたい!』
樹『連絡してみる。許可もらえたら会おう。』

どうか、会えますように。。









数日後

なんとか、あの後、会う約束ができ、
会う当日となった。

樹『きょも、連れてきたよ。』
「松村北斗です。よろしくお願いします。」
『京本大我です。わざわざ、すみません。』

印象は爽やかイケメン。
会ったばかりなのに惹かれるくらいの魅力がある。
女子にモテそうだなぁ、なんて思ってしまった。

でも、こんなイケメンくんの訳ありってなんだろう?
会ったばかりの奴に教えてくれるわけなんてないのに考えてしまった。


「あの、なんて呼べばいいですか?」
樹『北斗。なんで、そんなかしこまってるの?』
「同い年で同じクラスだとしても俺、学校行ってないから初対面だし。」
『じゃあ、今からタメでいこ?
 あ、ちなみに樹からはきょも、って呼ばれてる。
 でも、京本でも大我でも呼びやすいように呼んでよ。
 俺はなんて呼んだらいいかなぁ?』
「北斗って呼んでよ。」ニコ


北斗の笑顔はとても可愛かった。

さくしゃさん。→←北斗side



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作者名:友 結 。 | 作成日時:2019年8月7日 22時

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