隣に立つこと。【朱桜司】 ページ25
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『……鳴上先輩達が卒業してからもう一年が経つ頃ですね』
「そうですね」
ペットボトルの水を一口含む。
芸能界では、今活動してる月永さんや朱桜先輩達で正式にユニットが作られる。
そのため、夢ノ咲学院のKnightsは朱桜先輩の代で終わりだ。なんだか、勿体ない気持ちもあるが最初からそういうつもりだからな……。
まあ、朱桜先輩が卒業したら、今の一年や同じ頃から入っていた同級生のやつと新しいユニットでも作ればいいかな。
『芸能界に出ても頑張ってくださいね。俺をこんなに厳しくレッスンしたんですから自分が大ゴケなんてしたら恨みますよ』
「怖いですね……。大丈夫です。だって、leaderや先輩達がいますから」
今のleaderは貴方ですけど、なんて言いたかったけれど、心から嬉しそうな笑顔に、他人事なのに俺もほっとして何も声が出なかった。
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『ご卒業おめでとうございます。朱桜先輩』
Knightsの最後のステージ。
卒業ライブ。
これで、朱桜先輩の隣で歌うことも、Knightsとして立つのも最後。
朱桜先輩は、俺をユニットに勧誘した頃と同じ自信満々の笑みで礼を言う。
「掲げ…突き進む Don’t stop! 未来へ Brave Knights」
歌い終わると、講堂に溢れんばかりの拍手、歓声が響き渡る。
虹色のペンライトが、この上から見る景色はとても美しい。
これを見るのも、もうこの曲を歌うのも最後。
そう思うと涙が出そうになるが下唇を噛み必死に我慢する。
最後の最後にこの人に情けない顔を見せるなんてプライドが許さない。
『朱桜先輩、聞こえますか？』
突然マイクで予定にもない言葉を発した俺を目を見開いて見る朱桜先輩。
今から、貴方の情けない顔を見させてもらおう。
『今から、大嫌いだった貴方に今までの思い出を語ろうと思います』
手紙を取りだし、隣に立っていた彼と向き合う。
後ろの同級生は花束を持ってきて、俺に頷いて合図を示した。
その合図を見たと同時に話し始めた。
『朱桜先輩が二年の春。突然ユニットに勧誘してきて最初は何かと思いました』
「ちょ、ちょっと、大勢の前で言わないでくださいよ！」
『まあまあ、最後ですから』
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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