【あんスタ】執事は愛される【男主】【完結】

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DDDの結果、Trickstarは革命に成功した。






まさかあそこでfineが不戦敗だとは思わなかった。でも、なんだかんだ1番納得のいく優勝の仕方だ。





Trickstarだけでは俺の勝手な考えだがfineを倒すなんて無理だ。


しかし、流星隊や2wink、UNDEADを人柱にして延長戦まで持ち込み天祥院英智の体力をなくし不戦敗で勝つのはかなり良い作戦だと思う。






そして、あのfineが敗れ革命が起こり学院中が大騒ぎになっている中、全生徒が講堂に集められていた。









「DDDお疲れ様。夢ノ咲学院のみんな」









微笑む天祥院英智の顔はいつ見ても不気味だ。いや、でも前と比べれば少し明るくなっている。


この人のことを俺は別に嫌ってはいない。そもそも関係の無い人と判断していたし。




そして長々とDDDの様子やTrickstarの功績を褒める。

一体、何が目的で俺等は集められたのか……。









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「ーーーKnightsの瀬名泉くん。彼を退学処分にします」


『…………は、』









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まともに彼の話をよく聞いていなかったから、どうしてそうなったのか理解できなかった。


周りもざわざわと騒ぎ始まる。









「瀬名泉くんは、今回誘拐やら立派な犯罪紛いのことをしてしまった。ステージ上で衣更くんが話していたことは真実だ」









犯罪。


俺も思っていたけれどやはり実際に言葉で言われると自分のことでもないのに何故か胸が苦しくなる。









「アイドルを誘拐して1つの部屋に閉じ込めるなんて、常識的にダメだと僕は思うんだ」









近くにいた遊木様は被害者なのに、「やめ、」などと言い、止めようとしていた。









「第一、法律上では男同士の恋愛は禁止されているから」









遠くにいても分かるほど、泉様の顔は歪んでいた。









「自分の行動を慎重に考えた方が良い。もう一度、王冠が壊れてしまわないように」









ブチッ、と堪忍袋の緒が切れる音がした。


ステージの上に許可もなく上がる俺に対し、副会長が止めるがそんな腕簡単にほどけられる。






そして、天祥院英智と俺は面となって見つめ合う。









「どうしたのかな？普段、文句を言ってきた主人に対して僕が色々言ったからスッキリしてる？」









＿＿パチンッ！！









「……え、」









綺麗に音が響き渡るほど、見事に俺はあの天祥院英智の美しい頬に平手打ちを食わせた。









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