【あんスタ】執事は愛される【男主】【完結】

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「うわぁぁああ！！」

『え、』






急いで、上から落ちてきた人物を受け止める。


また遊木様か？

そう思っていたのに落ちてきた人物は知らない人だった。



小さいな…。誰だろうか








「うう…す、すまないでござる！！お怪我は無かったでござるか？」

『はい。貴方こそ大丈夫でしたか』

「は、はい…」








ござるござるって、どこの世界の人物か

しかも上から落ちてくるって、まるで忍者みたいだ







「これから、流星隊の朝練に行かなくてはいけないのに、服を汚してしまったでござる……」








涙目で服を見つめる。

なんか、変な服装だと思ったらそれ流星隊？というユニットの衣装なのか。


ていうか、今にも泣きそうなんだけど。

俺が受け止めたからそこまで汚れていないと思っていたけれど、やはり昨日は雨だったし、登る際に泥とかに転んだのか？









『大丈夫ですよ。これくらいの汚れは落とすことができます。少し待っていてください』








そう言うと、顔をあげ目を輝かせた。

良かった。泣かれると困るんだ。


そして、こういうとき用のハンカチを濡らし丁寧に汚れを取ることが終わった。







「あ、ありがたいでござる…！あの、名前はなんていうのでござるか？」

『神宮寺Aです。では、急いでいるので』







早足で去った。

あんまり、名前とか知られたくない。

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