２７。 ページ27
６月２０日。
前のＢ１から、徐々に成果を上げ今は学院の全員は名前を知ってるほどになった。
知り合いも増え、先輩との仲も部活に入らなくても良くなるように。
あと、違和感も覚えるようになった。
同級生や先輩の言葉を聞いたことのあるような気がする。
「言わないで妄想するから！！」
「うるさいぞ眼鏡ー！引っ込めー！」
「ゆうくんったら、贅沢者っ！」
何故か、こんな聞いたこともない言葉を聞いたことがあるような気がするんだよなぁ。
ゆうくんっていうのが遊木先輩のあだ名だってことも分かったし。
まあ、だからって何も無いし別に良いんだけど。
「Aくん！放課後遊びに行かないッスか？」
『いいの？行きたいな』
鉄虎くんが話しかけてきた。
放課後遊びに行くってあまりないから嬉しい。
「他にも友達とか呼ぶつもりッス！」
『へぇ、じゃあ俺も誰か呼ぼうか？』
「もちろんッス！」
同級生はほとんど呼ばれてるだろうし、先輩をせっかくだから誘おうかな。
『あのー』
「あら、Aちゃんじゃなぁい！何かあったの？」
鳴上先輩が話しかけてきた。
でも、俺が用がある人は違う人だけど……。
『影片先輩に用があって』
「みかちゃんね！いいわよ」
影片先輩と鳴上先輩は仲が良いらしい。よく二人でいるところを見る。
影片先輩は自分が一番仲が良い先輩と思っている。相手はどう思ってるか知らないけど…。
優しくて、良い人だ。
「なんや？Aくん」
『放課後、みんなで遊ぼうってなって、一緒に行かないかと思って影片先輩も誘いたいと思ったんです！』
「ほんま？でも、俺が行っていいの？」
行っていいから誘ってるんですよ！
そう言うと、影片先輩は嬉しそうに頬を赤らめた。
すると、横にいた鳴上先輩がニコリと笑い、俺の肩を触った。
「おもしろそうねぇ、アタシもいい？」
『いいですよ』
「嬉しいわぁ！」
この二人ならみんなと馴染めそうだなぁ…。
鉄虎くんは誰を誘うのだろう
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どぽぽ２(プロフ) - sakurasakuさん» 自分も最終的に、あんずちゃんも主人公くんもみんなちゃんと幸せに集まることが出来て良かったです！結構複雑な内容かなと思いましたが、こんな内容でも理解できるなんて凄いですね！！読解力が羨ましいです……！最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます！ (2019年7月25日 23時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
sakurasaku(プロフ) - とても楽しく読ませて頂きました！ 展開が面白く、内容も私好みで面白かったです！ 主人公が本来の(あんずちゃんのいる世界)に行った時はどうなるかと思いましたが、最後に皆報われて良かったなと思いました。まさに神作品ですね!!!! (2019年7月25日 22時) (レス) id: e53f230869 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - ゆりなさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2019年3月27日 9時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - とても、面白いお話です！！続き楽しみしています！！頑張って下さい！！ (2019年3月27日 1時) (レス) id: eace47ab2c (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 空まるさん» 嬉しいです(≧∇≦)こちらこそこれからもよろしくお願いします！！ (2019年3月17日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
