【ツイステ】馬鹿に切り札を。【男主】

８。 ページ9

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『お前、もし妹が来ないとか考えなかったのか？』

「その時はその時だ。来なかったらまたお前を誘っていたと思う」

『……何それ。俺暇人みたいじゃんか。まあ、暇だけどさぁ』




当たり前のように話すデュースの笑みは何だか綺麗に見えた。


……変なの。
眠くてボヤけてるんだろう目を覚ますために突然両頬を叩いた俺に対してデュースはギョッと目を丸くしてこっちを見てきた。




「何食べるか？」

『肉』

「そんな物映画館にあるわけない」




笑いながら話す。

もうそろそろ女装した俺のことは忘れてくれたかと思いきや、突然俺の妹は何が好きなのか、と聞いてきた。
肉とでも言えばいいのか？いやもしバレたら嫌だし……。




『ピーマン』




わざとデュースの嫌いな物を言ってやった。


恋人になる為の最低条件の中に「気が合う」という条件があったのを前にネットで見た事がある。少しでも愛が冷めて欲しい。


しかし、俺の思っていた通りその程度でデュースは諦めなかった。ピーマンを好きになるように頑張るらしい。頑張れ。




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