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「楽しかったか!?」

『は、ちょ、こ、呼吸を』




デュースに掴まっていたとしても、あの速さで走られたら本気で吹き飛ばされて死ぬかと思った。

本当はここで殴ってやりたい。しかし、一応ヤンキーだとしてもデュースの友人が見ている。
仕方ない。このノリに乗ってあげよう。




『ああ、まあ、うん。いつかまた乗りたいな』

「じゃあ今から乗るか!」

『いや、その前にお腹すいただろ?なぁ!!』




意地でも乗りたくない。無理矢理圧をかけてもう乗らせないようにさせた。

こいつはどんだけマジカルホイールバカなんだ。あの速さを二回連続なんて無理だ。俺の体が砕けてしまいそう。


デュースは少し悲しそうな表情をしたけれど、デュースの気分よりも俺の身体の方が大切だった。



そして、約束の焼肉屋に向かった。




「ゴチになります!」

『ああ、うん。どうぞ』




何故、俺がヤンキーにも焼肉を奢らないといけないんだよ。
理解不能だ。しかし、もう体は疲れきっていてそんな文句を言う元気もなかった。

もういい。俺の財布よ、どうにでもなれ。



デュースは周りに女の子一人いないのかと思いきや、普通に可愛らしい女の子がいた。
ちょっとメイクが濃すぎると思うけど。

しかも、前にデュースが俺に対してスカートが短すぎると文句を言ってきたが、それ以上に短い子ばっかり。


何?
俺のごぼうみたいに細すぎる脚は嫌で、程よく肉があり柔らかそうな女の子の脚なら見たいとか?クソだ。クソ。



さっき一つトラウマを作らされたからか、尚更腹が立ってくる。

焼肉をヤケ食いしていると目の前の「女」を主張するかのように胸をあからさまに主張している女の子から話しかけられた。




「ねえねえ、デュースって彼女とかいないの?」

『いない。彼女一人も出来てないから無理だって』

「うわ、良かった。私デュースのことまだ諦めてないんだよね」




……ん?


目の前のギャルの言葉を聞き、ヤケ食いしていた手が止まる。




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どぽぽ2(プロフ) - 藍色さん» 構成を褒められたことがなかったので嬉しすぎます(><)コメントありがとうございます(*´`) (2020年6月4日 5時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - え?貴方が神ですか?話も文章の構成の仕方も好きすぎる。 (2020年6月3日 23時) (レス) id: d589baaf2f (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - らい太郎さん» ありがとうございます!!デュースの誕生日記念ということで結構急ぎで書いたのですが、そう言って貰えて嬉しいです(≧∇≦*) (2020年6月3日 5時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - えっ、めちゃくちゃ好きだった。です。←神作ありがとうございます! (2020年6月3日 5時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2020年6月3日 5時

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