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「デッドマンズって、解散したのはやっぱりAが留学したから?」

『あっ解散したんだ』

「えっ、Aくん知らなかったの!?」








一応、俺が抜けることは当然分かるけれど、結局解散したんだな。



まあ、蓮巳くんもなんだかあのユニットは合っていない様な表情をしていたし、辞め時だったかも。


もしかしたら、今も大神くんと蓮巳くんでユニット組んでるかも、と思っていたけど違ったんだな。









『外国ではこっちの情報は一つも聞いてないからね』

「そうか……。色々、事情があったのだろう」

「……おみゃえ、Aちんら?」








食堂への道を歩みながら、話していると、目の前には見覚えのある懐かしい人が立っていた。









『あっ、仁兎くん。お久しぶりです』

「え、ほ、本当にAちん?」









幽霊でも見たかのように驚く仁兎くん。



頷くと、思いっきり抱き締めてきた。

そして、半分泣きそうになりながら自分の名前を何度も言う。



懐かしいな。

彼とは同じクラスだった。
あまり声を出さない子で、自分から積極的に話しかけた思い出にしみじみと浸る。









「いきなり、来られると困るりゃろ!!」

『ごめんね。泣き止んでよ。せっかく再会したのに泣き顔だと悲しいですよ』

「だって、Aちんと1年ぶりに会うんらからー!!」








もう、噛みすぎて何を言ってるのか分からないほどだ。



彼はValkyrieとユニットでこの学院の頂点でいた人物だ。
しかし、今は前の曇りきっていた瞳とは違い、綺麗で輝いている赤い瞳。


この子も、俺がいない間に何か変わったんだな。





やっと、落ち着いたのか俺の体から身を離した。









「今までどこに行ってたんら?」

『イギリス』

「なんでらよ!!……まぁ、おみゃえが帰ってきて良かった。ていうか、それならクラスに来てくれたらいいのに」








その後、留年しちゃったと伝えると彼が怒ってきたのは言わなくてもわかるだろう。






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どぽぽ2(プロフ) - 那生さん» ありがとうございます!!他の作品も応援して下さりありがとうございます^^*これからもよろしくお願いします!! (2020年1月6日 11時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
那生 - 完結おめでとうございます!!!すごい面白いかったでござる!!!他の作品も頑張ってください!!応援しているでござる!!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 名無しさん» アリガトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - カンケツオメデトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 四面楚歌さん» 面白いと言って貰える作品を作ることができて、嬉しいです!今まで読んでくださりありがとうございました!!! (2019年9月2日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2019年7月22日 2時

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