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『……そっか。モヤモヤするなら、多分自分自身その結果に納得がいってないことじゃないかな』
正直、守沢くんとは大した仲ではない。
だから、無闇に口出しできることじゃないけど。
すると、守沢くんは少し笑顔で「Aはすごいな」と話した。
何が凄いのか、よく分からない。
聞いてみると、
「特に知らない相手にも親身になって聞いてくれて、それに加えてこの学院でも地位が高く周りから愛されていて、まるでヒーローだ」
ヒーロー……。
この守沢くんはヒーローになるために流星隊に入ったとかそこら辺の流星隊の二軍という者達が笑いながら話していた。
『ヒーローなんて、かっこいい物じゃないですよ、俺は。守沢くんはヒーローになりたいんだっけ。じゃあ、守沢くんの方がヒーローになれるよ』
「そんなことない」
守沢くんは顔に「鬱」と書いてあるかのように落ち込んでいる様子だ。
『ここは、夢を追いかけ、夢を咲かせる学院なんだから守沢くんも叶えられますよ』
「いや、ヒーローなんて所詮空想だ、と俺は言われた。こんな腐敗している学院で夢を咲かせることは出来ないさ。ましてやヒーローなんて空想を」
所詮空想なのに、君は今俺にヒーローと言ったじゃないか。矛盾している。
『でも、君は空想なのに俺にヒーローと言ったでしょう？画面の向こうのヒーローたちはいつも努力していて周りを助けるからヒーローになる』
ヒーローなんて、よく分からないが守沢くんがそんな生きることに苦しそうな顔をしている所を何も知らないフリして無理することは出来ない。
『全力で必死に努力すれば、誰だってヒーローになれる。だから、守沢くんもそんなにマイナスに考えずに今を全力で生きればいつかヒーローになれるよ』
そう言うと、ちょうどこのタイミングで授業の予鈴が鳴った。
急いで、食べていたコロッケパンの袋を片付け、『またね』という言葉を残してクラスに走って行った。
「……本当に、ヒーローの様だ」
誰もいない屋上で一人呟いた。
そして、少し気持ちも楽になりまたまともに深海くんとも会うことが出来たら、今度は自分が助ける番になったら。
その時は、俺が全力で彼をフォローしよう。
「それが、ヒーローだからな！！」
ーー
作者、ゲームをしていないので追憶の内容が間違っているかもしれませんが、この作品は少し違うなぁという軽い気持ちで見て下さると嬉しいです。
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どぽぽ２(プロフ) - 那生さん» ありがとうございます！！他の作品も応援して下さりありがとうございます^^*これからもよろしくお願いします！！ (2020年1月6日 11時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
那生 - 完結おめでとうございます!!!すごい面白いかったでござる!!!他の作品も頑張ってください!!応援しているでござる!!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 名無しさん» アリガトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - カンケツオメデトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 四面楚歌さん» 面白いと言って貰える作品を作ることができて、嬉しいです！今まで読んでくださりありがとうございました！！！ (2019年9月2日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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