９。 ページ10
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「Aくん、合同授業だから早く行かないといけないよ！」
遊木くんが、そう話しかけてきた。
今日は合同授業で移動しなくてはいけない。
しかし、なかなか足が動かない。
合同授業ということは、彼と会わなくてはいけないから。
あの三人のメンバーの中ではまだマシな子だ。後輩だし、良い子だし。
でも、絶対怒鳴ってくるんだろうなぁ……。まあ、もしかしたらあの朔間くん大好きな子だから俺のことは忘れてる説もある。
怒られないことを願って、移動した。
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移動先でも、俺が来るとそれなりにB組の人達がざわつく。
もう同じクラスの子達は馴染んだけど、やっぱり俺がいるなんてわざわざ他クラスまで言わないからな。
この視線の中授業なんて嫌だなぁ……。
そして、何より
「アドニス、一緒に座ろうぜ！」
現在、同じクラスの乙狩くんと話している大神くんが俺に気づきませんように！！
友達がいたんだなぁ。いや、失礼か。彼にも友達はいるだろう。
でも、いつも「朔間先輩」「朔間先輩｣と懐いている犬のように朔間くんを追っかけていた彼がまともな友達を作っていたなんて……。
一応、同じユニットだから子供のように対応していた彼が少し大人の階段を上っていたことを知るとなんだか嬉しく感じる。
「……え、つーちゃん何でここにいんの」
『ちょ、ちょっと静かに話して』
大神くんにバレたくないから、話しかけてくれた彼に人差し指を唇に当て「シー！！」と注意する。
しかし、目の前に立っている人物を思わず二度見した。
……えっ、何で凛月くんがいるの？
いや、留年した俺が言えないけど、どうして君がいるの。留学していないはずだし、本来ならば居るはずのない子だ。
彼は、朔間くんの弟ということで少しばかり話したことがある。
でも、彼は俺と同じ歳。現在、本来ならばもう1つ上の学年なのに、どうしてこの場で再会するのか。
「顔に凄く出てるけど、俺留年したんだよね。それで、つーちゃんはいつの間に帰ってきたの？」
『俺も留学したから、留年して……。凛月くん、留学してないですよね？どうしてここに』
「出席日数とか足りないから」
まさかの、そんな理由で。
朔間くんが悲しむだろう。弟と会えない時間が増えてしまうから。
「おかえり、つーちゃん」
『ただいま、凛月くん』
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どぽぽ２(プロフ) - 那生さん» ありがとうございます！！他の作品も応援して下さりありがとうございます^^*これからもよろしくお願いします！！ (2020年1月6日 11時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
那生 - 完結おめでとうございます!!!すごい面白いかったでござる!!!他の作品も頑張ってください!!応援しているでござる!!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 名無しさん» アリガトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - カンケツオメデトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 四面楚歌さん» 面白いと言って貰える作品を作ることができて、嬉しいです！今まで読んでくださりありがとうございました！！！ (2019年9月2日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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