そのはち ページ8
誰もが考えなかったお説教タイムが終わり、食堂で持参したお弁当を食べていた。
忘れ去られていた弁当が心なしか嬉しそうに食されていた。
わりとお弁当は多く入っているはずなのにぺろりと平らげてしまって、
パフェを頼むクロはおかしいと思う、絶対。
シ「お弁当食べてまだそんなゴツいもの食べれるとかさすが、底無しのブラックホール胃袋」
ク「ブラックホール・クロって呼んで」
っと冗談を言い合っていると後ろから声がした。
衣「いやダサすぎるだろ！」
それは突っ込まないでいてほしかった。
声のした方向へ振り返ると、生徒会所属の衣更真緒衣更がいた。
食堂へ来た理由を聞いてみる。
ゲームをしながら。
シ「何？衣更もご飯？」
衣「あぁ、お前らみたいに持参弁当はしてないからな」
っと予想していた回答が返ってきた。
たまには弁当持参でもいいのになぁっと考えていると、
ク「あ シロ、そこ敵いる！」
っとクロが教えてくれた。
危なかった、クロが教えてくれなければ負けていた。
シ「ナイス、クロ」
っと返事を返すと、敵を倒した。
黙々とゲームに熱中していると、二人が何かを話していた。
その話をぶった切るように、クロが注文していたポッキーパフェが出された。
いつ見ても大きくて甘そうで、見ているだけでもおなかが膨れそうだった。
でもまあ、こいつの大好物だしいっかと思った。
ク「いただきまーす！」
っというとパクパクとまるでそこにはもともとなかったんだとでも言わんばかりのスピードで、
食べ進められていた。
その様子を見ていると、何かを思いついたような顔をして、
スプーンをこちらへ持ってきた。
いわゆる”あーん”ってやつだ。
衣更がすこしにやにやしている気もするが、
シ「いらｎ」
少し口を開けた。
刹那、ずぼっとスプーンを口の中に押し込まれた。
待って、残像が見えたよ。
おとなしく咀嚼をする。
待ってこれむっちゃ甘いんだけど、
ポッキーだけじゃないよこれ、砂糖むっちゃはいてるって、
っとキャラ崩壊もどきを脳内でしていると。
クロは満足といわんばかりの顔でこちらを見た。
やっぱり憎めないなぁっと再確認させられた一瞬だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山菜レイン - ゆりなさん» 私たちの作品を見てくださってありがとうございます！ゆっくりですが（私が忘れてるだけ）二人で頑張ります！これからもこの作品をよろしくおねがいします！ (2019年4月1日 1時) (
レス) id: fc91568398 (このIDを非表示/違反報告)
山菜かるは - ゆりなさんありがとうございます！ゆっくりですが二人で頑張ります！ (2019年3月31日 20時) (レス) id: 68eb26fbea (このIDを非表示/違反報告)
ゆりな(プロフ) - とても、面白いお話です！！続き楽しみしています！！お二人とも頑張って下さい！応援しています！ (2019年3月16日 16時) (レス) id: eace47ab2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山菜レイン×山菜かるは | 作成日時：2018年8月29日 14時
