一万やるから、ハグさせて【五条悟】

36.家でおかえりって言ってくれる人がいる大切さ ページ36

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先生と一緒に住み始めてしばらくがたった




担当は伊地知さんから私に代わる予定らしいけど




それでも帰りが一緒にならない日もある。





下っ端の私はすぐに帰れるけど



最強の先生ともなると、会議とかにも出なきゃいけないらしい









ガチャ


先生だ！



玄関へと向かって足が速くなる





A「先生、おかえりなさい。」




一瞬驚いた顔で固まった後


顔がふっと崩れて笑う




あ、好きな顔




五条「はは、走ってきたの？


…こっちおいで、A。」



ドキッとして、少し近づいていくと


私が抱きしめに行くまで腕を広げて待っている



決心して、その体に飛び込んだ





背中を丸めて私を抱きしめる腕に



ドキドキとほんの少しの安心を感じるようになった。




五条「あー、疲れたー。」



A「お、疲れ様です」


五条「んー…」



先生より背が低いから、精一杯背伸びをして先生を支えた


猫みたい…頭、撫でてあげたいけど



手、届くかな




ふわっと体が浮く感じがして





気づくと先生より少し高い目線




五条「なーに可愛いことしようとしてんの。」




A「かわっ、いくはないですけど、


…疲れてるみたいだし、頭撫でれたらなって、」




ん、と出された頭を、よしよしと撫でる





五条「はぁぁぁぁ…




ただいま、A。」



A「、おかえりなさい…さとるさん。」




五条「え待って何それ破壊力やばいんだけど。もう一回」


A「ご、ごはんにしましょうよ。」

五条「えー、もう一回！」



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37.過去の人間関係で困ることありそうだよなー→←35.意外なものが喜ばれたりする(続きですね、ハイ)

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