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丸山さんに連れられた場所は、かなりおしゃれなBAR。こんなところに彼女さんと来るんだなぁ、て思ってると…
「Aちゃんさ…あの時はごめん、な?」
隣どおしで座り、丸山さんのおすすめを頂く。
あの時とは、多分バレンタインデーの時のこと。
『いえ!気にしないでくださいっ…。丸山さんは酔っていたんだし』
そう言うと、ポカン顔をする丸山さん。
…あれ、私何か変な事言ってしまった?
「…あの、告白はほんまのことやで」
……えっ??
「って、ごめんな。今更言っても…酔った勢いで告白したと思うやんなぁ」
私は何も言えなくて、お酒を飲む手が止まってしまった。
「…もう1回言うけど…」
「おれ、Aちゃんのこと好きやねん」
そう私の方は向いていないけど、隣で優しく言ってくれる丸山さん。少しの間シーンとした空間が続いたけど…私は意を決して、
『…わ、わたしも…すきですっ』
ずっと、ずーっと伝えたかった想いをそう伝えた。
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作者名:きりん | 作成日時:2018年3月14日 14時