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西「先生っ?聞いてる?」
『…えっ?な、なぁに?』
西「先生って、付き合ってる人いるの?」
『付き合ってる人"は"いないよ』
西「…ということは、好きな人はいるんだよね?」
『ぁ…うん、そうだね』
余計なことを言ってしまったようだ。
西「それってさ、この学校の人でしょ?」
驚きすぎて、私は言葉が出なかった。
バレてる?
何か言わなきゃいけないのに、言わないとこれは肯定を意味してしまう。
でも言わなきゃと思うほど、言葉は出なかった。
だけどそんな私に、西薗さんは責めることはしなかった。
西「まぁ、人は誰を好きになってもいいですもんねぇ」
意味ありげにそう呟いた。
西「先生可愛いし大丈夫だよ、その人と付き合えるよ!」
ニコと笑った西薗さんに、ズキンと胸が痛くなった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 無一郎くん、きっとあなたにはいい人がいると思う。
無一郎くんに言ったあの言葉。
私は随分と無責任なことを言っていたのだと今、気付いた。
『…そうだといいな』
そう言って西薗さんの顔を見れば、どこか傷ついている表情だった。
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りん(プロフ) - 柚葉さん» 私も実弥さん言われたらキュン死にしちゃうだろうと思って、書きました(〃▽〃) (2021年8月7日 2時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 実弥さんに、そんなふうに言われたい!!! (2021年8月6日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月20日 20時