#16 ページ16
目の前で目を見開く彼女が表すのは、肯定だった。
それに加えて、違うという否定の言葉を言わなかったのは紛れもなく肯定だということ。
その事に、少しだけ…いや、かなり胸が傷んだ。
信じたくなかった、というのが本当のところ。
だって嫌でしょ。
好きな人に、自分じゃない別の好きな人がいるなんて事実を知るなんて。
僕がA先生のこと好きなこと、もしかしたら他の人にはバレていたのかもしれない。
まぁ他の人にバレるくらいどうでもいいし。
というより、周りから固めた方が良かったのかもしれない。
なんて今更思っても一緒だなぁ…と考えてみる。
時「A先生、好きだよ」
『…え、なにいっ、て』
物凄く驚いていた。
教育実習生だから知らないのかもしれないけれど、自分で言うのもあれだけど、僕が懐かないことはこの学園では有名だった。
そんな僕が、A先生にだけくっつくようになったことはかなり噂になったらしく、兄さんや高等部の炭治郎にもビックリされた。
グイとA先生を引っ張れば、案外簡単に腕の中に収まった。
『や、やめてっ…』
抜け出そうとするけれど、やはり男と女では力の差があるようで、抜け出せないようだった。
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りん(プロフ) - 柚葉さん» 私も実弥さん言われたらキュン死にしちゃうだろうと思って、書きました(〃▽〃) (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 実弥さんに、そんなふうに言われたい！！！ (2021年8月6日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年7月20日 20時
