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私は不死川先生を追いかけることは出来なかった。
あんな視線を向けられて大丈夫なわけがない。
きっと嫌われた。
いや、絶対に嫌われた。
でも不死川先生が言うことも分かる。
それに私は幼い頃から教師という仕事に憧れていた。
何十年も叶えたいと思っていた夢が、もうすぐ叶いそうなのに。
それを自らぶち壊そうとしているのだ。
私でも分かっている。
この学校に何しに来たか、なんて。恋愛をしに来たんじゃない、好きな人を探しに来たんじゃない。
だけど仕方ないじゃないか。
一度生まれた感情をなかったことには出来なかった。
こんな生半可な気持ちで、幼い頃から教師を目指していたわけではないのに…
なんて、今更思っても遅かったのだ。
そんな幼い頃の夢ですら、どうでもいいと思ってしまった瞬間があった。
色恋とはかかってはいけない恐ろしい病のようなもの。
それに一度かかってしまえば、もうおしまいだ。
私の想いはきっと、重たいくらいの愛なのだろう。
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りん(プロフ) - 柚葉さん» 私も実弥さん言われたらキュン死にしちゃうだろうと思って、書きました(〃▽〃) (2021年8月7日 2時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 実弥さんに、そんなふうに言われたい!!! (2021年8月6日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月20日 20時