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ほろ酔い上司(丸山) ページ10
「あれ、Aちゃんやぁ!」
急に現れた丸山さんは、ほんのり顔が赤い。あ、そういえば飲み会があるって言ってたなぁ。私は行かなかったけど。
「なんで来おへんかったん?」
『…まだ仕事が残ってたので』
「ふーん、そうなんや…なんか手伝って欲しいことあったらすぐに言うんやで?」
『はい』
丸山さんは、私の会社の上司なんだけど、とても優しくて面白い。上司には見えないんだけど、やることはきちんとこなして、周りにも気を配れる人。
『酔ってますか?』
「んふ、バレた?飲み過ぎてしもうてん…」
ふらふらしてる丸山さん。一応、私の憧れの人だ。それはもちろん仕事的にも、恋愛的にも。それはこんなに優しい人が彼氏だったらいいなぁという、一種の憧れ。
丸山さんの彼女になりたい、なんておこがましいこと言えないし、きっと優しい丸山さんのことだから可愛い彼女がいるはず。
『丸山さん、早くしないと終電逃しちゃいますよ』
「んー、えぇもん…」
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作者名:きりん | 作成日時:2018年2月21日 19時