一般人が柱に守られる！？ spin-off

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あなたside




音「あー、俺たちの妹なんだよ」



そう言った天元様だが…



さすがにそれは無理があるんではないだろうか。



この三人と私が兄妹なんて…。似ているところもなければ、この三人が兄弟なんて絶対にありえない。



この三人が似てるとこなんて何一つないだろう。髪色も、背丈も、顔すら全く違うのにどうしたらそんな考えが生まれてきたのだろう。



美「そうなんですね…」



少し疑うような表情と言葉の美帆さん。そりゃあ簡単に納得するわけないですよね。



そんなことを思いながら、私は天元様を横目で見た。



風「ほら、行くぞォ」



そう言えば、彼は私の腰に手を回した。



そのことに驚いたのは私だけじゃなかった。



美「！」



『不死川様っ』



風「舌噛むぞ。黙ってろ」



そのまま私は不死川様の背中に身を預けることになった。



炎「Aはもっと周りを見た方が良いな！」



音「全く、A"ちゃん"はおドジだからな」



仕方ねぇな〜、とニヤニヤする天元様。



この人ニヤニヤすることしか出来ないのだろうか。



暴れても不死川様は降ろしてくれないし、天元様の悪意ある言葉と逆に杏寿郎様の悪意のない言葉で恥ずかしくてもう顔を伏せたため、私は気づかなかった。



…ある人の表情に。

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