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美帆side
一目惚れだった。しかも同時に三人も。
皆、素敵な人だったし、きっと彼らも私に惹かれるのだと思っていた。あぁ、でもひとつ不満なことがあった。
それはあの女の子。
道を歩いていたら、着物姿でうずくまる子がいた。その子に声をかければ、怪我をしているようで持っていた手ぬぐいを貸したんだけど…。
気に食わなかったのは、彼らとあの女の子が知り合いで…しかも随分と仲が良さそうだった。
気に食わない。
私よりも可愛くも、綺麗でもないあの子供のような子が何故、私よりも仲良くしてるの?
ありえない。
私はあの子に近づいて、利用しようと考えた。
まさか私がこんなことを思って、仲良くしているなんて思ってもいないでしょうね。
そして彼女が私に嘘をついてることくらいすぐに分かった。嘘をつく人特有の仕草をしていたのだから。急に目がキョロキョロし出すなんて、その最たる例だろう。
嘘をつくことが分かっていたため、密室になれる私の家に呼んだ。あの子には私に逆らうとどうなるか理解してもらおうと思っていた。
お茶に睡眠薬を入れて意識が正常じゃない時に襲わせることで、一生の傷を負ってもらおうとしていた。それはもう立ち直れないほどに。
『い、…や』
『や、めて…』
そう懇願する彼女につい、ニヤニヤしてしまった。憎い相手が目の前で崩れ去る姿を見れるなんて、最高でしょう?
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令花 - 冨岡さんめっちゃかっこいい (8月3日 15時) (レス) @page50 id: 9fc0619dbf (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - 早く続きが見たいです!よろしくお願いします! (2022年3月4日 15時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年3月4日 14時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りん∞(プロフ) - ラテPさん» 頑張ります!ありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2021年5月9日 21時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP(プロフ) - もちろん\(^o^)/この作品も、更新したごとに、見たいと思います 更新頑張ってください (2021年5月3日 16時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年4月28日 3時