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そう耳打ちで言った。
すると真人は、へーとあまり興味無さそうな顔を見せた。
「で、興奮してたっこと？」
『違う！
嬉しかったから、また夢の続き見れないかな〜って思って』
「へぇ、全然変態じゃん」
『どこが！？
推しとか夢で出てきたら誰でも続き見たい〜って思うでしょ！』
「思う」
『なんだよ！』
私が真人をポカスカと叩くと、真人は棒読みで「痛い痛い」と言うだけ。
だが、そんな光景を周りは普通の目では見れなかった。
さっきも言った通り、真人は人気者なんだ。
勿論男女問わずモテるし。
私はその痛い視線に気付き、直ぐに叩くのを辞めた。
このままじゃ自分の評価が落ちてしまうからね。
『………ま、まぁ、早く席戻っ
………はぁえっ、！！？！舜斗！？！』
ビックリしすぎて変な声が出てしまった。
教室の前のドアに、舜斗の姿があったのだ。
既に女子や男子数人に囲まれている。
何で？何のために来たんだ？ここ2年生の教室だぞ？
＿＿もしかして、私を呼びに？
『う、うそぉ…！』
なんて1人でデレデレしてたら、舜斗と目が合った。
きた、これきた。
少女漫画でよく見るヤツだ！
そうドキドキしながら待っていると、クラスメイトの1人が口を開いた。
「真人ー！舜斗くん呼んでるぞー」
「え、俺？」
＿＿＿＿＿は？
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作者名：鯖の味噌煮ちゃん | 作成日時：2024年3月3日 22時
